ウェブに連載されていたもの、ということで、
伊藤さんによるあとがきによれば、
「ゆるゆるでごめんなさい」ということですが、
それでこのクォリティかい、と言う感じです。
30代で女いっぴきで一戸建てに住む伊藤さんと、
アメリカンショートヘアのにゃこと黒猫の日常ですが、
その日常の中で、
買って5年たった家が散らかってきたので、本棚を作ってもらおうとして、
(カタログで必要な本棚を買おうとするのですが、計算がいやになって、
専門家に頼むわけです)
見積もりを出してもらったら300万円を超えてしまったり、
(でも作ってもらうのですが)、
田舎の倹約家の母にうしろめたい思いをしつつも、
いっかい2まんえんの気持ちいいこと(ダスキンおそうじサービス)を
頼んだり、
ちょっと疲れていたり、元気がなかったり、締め切りに追われていたりする、
そんな「ゆるゆる」。
ちょっとうれしかったのは、ストレス解消に
ひさしぶりに旅に出た伊藤さんが、
「ホテル三日月」にとまったこと(笑)。
それって。
去年の女王戦で2回戦のあと泊まったホテルじゃん。
ホテル三日月竜宮城。
伊藤さんもあそこのバイキングいったんだーと思うとなんとなく
うれしい(笑)。
このマンガは2巻までつづき、
2巻の終りの方では、
「いろいろやり直したくなって」
一戸建てからマンションに移り住むのですが、
あのマンガ読んだひともあきれているだろうなあ、という伊藤さんのセリフには、
いえ、そんなことはこれっぽっちもーと言いたい私です。
そんなこともふくめて、伊藤理佐のマンガがすきなので…。
猫ふたりが猫でありながら、個性がくっきりと伝わってくる描き方は
猫好きにはたまらんです。
(ああ、猫のウンコ被害は相変わらずです…でも猫はきらいになれません)