いやー、きょうみた「アリス イン ワンダーランド」の
パンフレットに、嶽本野ばらさんが文章を寄せていました。
奇遇じゃのう(笑)。
じつは、きのう、嶽本さんの「おろち」を読んだところでした。
「おろち」は、子ども時代、いちばんすきだった
美少女でした。
宇多田ヒカルのお母さん、と、いまでは言った方がはやいのかも
しれない、藤圭子に似た、翳のある美少女で、
おろちなだけに、何百年たっても同じ年齢のままだ(笑)。
原作、というか、もともとは楳図かずおのマンガなんですが、
その映画の脚本をもとに、創作した小説です、と断ってありました。
門前家の姉妹、一草と理沙の遺伝性の
奇病をめぐる確執は同じですが、
マンガのなかの理沙と一草がまるで反転したかのような
二人の関係なのでした。
映画のノベライズでも、マンガのノベライズでもない本書の
サブタイトルには、
おろち スーパーリミックスバージョン、と横文字で書いてあります。
そういえば、おろちに憧れるあまり、
髪を長めのお河童にしていたのですが、
だれも「おろちヘアー」だと気づいてくれなかったのは
残念だったなあ(笑)。