こちらも図書館にリクエストしていたものですが、
たぶん、予約殺到だったのだろうと思われます。
図書館にマンガもむかしは考えられないことでしたが、
赤木かん子さんが言っていたことで非常に共感したのは、
「図書館がマンガを置かないと、本は図書館で借りて読み、
マンガは自分で買うということになり、自宅はマンガばっかり
ということになってしまいます」
ということ。
実際、わたしなんかまさしくそうなっちゃっています(笑)。
この猫村さんについては、ずいぶん人気のあるマンガですから
ご存知の方も多いと思いますが、
猫村さんは、猫です(笑)。
猫が2本足で立って、エプロンをしめて家政婦派遣会社につとめています。
いまのお勤め先は、犬神家。スケバンの娘、整形美人でおしゃれで
料理はヘタな奥様と、浮気をしていた(でも別れた)大学教授の旦那様、
奥様と犬猿の中でずっと自室にこもっているおばあさま。
大学生のおぼっちゃまは、家族のごたごたにはクールですが、
ときに猫村さんの言葉にハッとしたり、猫村さんを励ましたりする、
やさしい青年でもあります。
まるでサスペンス劇場みたいなこのお屋敷で、
きょうも猫村さんはご家族のために一生懸命つくします…。
そのけなげで前向きな姿や、家政婦仲間と一緒におせんべいを
たべながら雑談をしているところなど、
猫村さんが猫に見えなくなっているから不思議です(笑)。
猫だということは分かっていても、まるで、猫という個性をもった
ひとりのひとを見ているような感じと言うのか…。
ほのぼのとした中にも、人生の哀歓を描いているこのマンガの
この先の展開が非常に気になるのですが、
Webで一日一こま、という進み方なのだそうで、
次はいつでるのでしょうか(笑)。