たのしかったー。
盛岡はあいにく、冬に戻ったかのような、冷たい風と雪の
一日でしたが、
そんななか、9000歩ほど歩いたのは、
やっぱり友達と一緒が楽しかったからです
。
待ち合わせ場所は、紅茶専門喫茶店のリーベ。
野苺に蜜蜂の柄のティーポットは、
カップの上に乗っかってやってきました。
か、かわいい!
友達二人とは、短大の国文科以来のつきあいですが、
ふたりとも、岩手県内出身です。
そして、三人とも盛岡ではたらいた経験があり、現在盛岡
在住という共通点が…。
友達のひとりは、高校生時代からこの「リーベ」にかよっていて、
年上の友達と屯していたといいます。はじめて聞くぞ、そんな過去。
もうひとりの友達もきたことがあるというので、
やっぱり私って経験値低いよなー、と改めておもったりする。
でも、経験値が低いということは、なにをみても、
感動するということでして。
落ち着いたたたずまいの喫茶店は、二階席もあって、
三人でゆっくり話せてよかった。
私とひとりは、スパイス入りのミルク紅茶を。
チャイみたいなんですが、これがカップもポットも
熱々なので、
さいごまで美味しかった。
もうひとりの友達は、クロワッサンのモーニングセットを。
こちらもおいしそうでした。
盛岡在住のひとならよく知っている、有名な紅茶専門の
喫茶店みたいです。一階には、常連らしいお客さんたちが
ゆったりくつろいでいらっしゃって、
なんとなく、
森茉莉の通っていた喫茶店もこんなだったかな、と
想像したりする。
盛岡は老舗の喫茶店が多いのがすてきです
。
歌人の穂村弘さんに「現実入門」という、私のハートに
グサグサつきささる痛い(イタイじゃないですよ)本がありますが、
なんとなくそれを思い出してしまいました。
レトロな喫茶店に入る、経験値5アップ。
そんな内なる声が聞こえた気が…(笑)。
ジュンク堂書店へ。
月に1,2度映画でいく、フォーラムがあるモスビルに
入っている、盛岡では一番大きな、
専門書に力をいれている書店です。
ここで、思いがけず、ネットでは品切れになっているような本たち、
よその本屋さんでは、すでに棚から姿を消しているようなマンガたちに
出会えまして。
映画館の帰りに寄るという発想はなかったのか…。
ないですね。映画のあとは映画のことでいっぱいだから、
本の棚をさまよう気になれないですもん。というか、
いつも余裕のないスケジュールだったので、映画が終わったら、
即お迎えダッシュ、みたいな(笑)。
なんか、私はこうやっていつも、身近に咲いている花に気づかず、
追いつけない、なにかに向かって走っていた気がしました…。
もっと先には、すばらしいなにかが待っている気がして、
ひとつの場所や、いまの時間を味わいつくすことが
少なかった気がします。
そういう越し方に気づいたことも、今日の収穫と申せましょう。
ってまとめかーい(笑)。

