2010年春の女王戦 8 東京予選 4 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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2組目には、さとうさん(ロシアン佐藤)と、三宅さんがいます。


さとうさんは、顎はつよい選手ですが、油っぽいものは苦手。

三宅さんは味の濃いものはすきですが、顎が弱い。


どうなるんだろう…。


開始直後は、三宅さんのハイペースが際立つ展開でした。


あ、これならいけるかな、と思っていたら、



ふだん、油ものは苦手だと公言していたさとうさんが、

ぐんぐん迫ってきて、抜き去り、




いつもなら、最後までおなじペースでたべるさとうさんなので、


え?えええ?でした。



ロシアンの隣に、本もののロシアン、ということで、

ロシア人のオルガさんが隣の席にいて、


ロシアン対決、の図。



もちろん、オルガさんは大食い番組のファンではありますが、

大食いはいまいち(笑)。


でもすっごくきれいな女性で、目の保養になりました。


ちなみに、ロシアでは、大食い大会というものはないそうです。


さとうさんもまた、宮西さんのように、丸めたハムカツを

いともたやすく、たべ進んでいきます。


顎もそうですが、喉の力も強いタイプなのだろうと思います。




さとうさん、もしかして、すっごく力をつけていないか?


まさか、この調子で行ったら50行っちゃう?


と、一時は自分の女王の座を脅かすのは、じつは、さとうさんじゃないの?

と思ったのですが、


…が、さすがに油ものでのハイペースがじわじわと効いて、
ペースダウンしてきたさとうさん。




さとうさんには悪いですが、私はやっぱり、劣勢でもあきらめずに
たべつづける三宅さんに声をかけてあげたくなりました。


が、この回のポイントは、いまや、

エステ三宅VSロシアン佐藤

から、


普通の宮西VSロシアン佐藤

になっていました。


私と佐藤さん(アンジェラ佐藤)は、司会の有志さんのそばに
ついていて、と言われていたんですが、


このとき現場は、


宮西の記録を、ロシアンが越せるか、越せないか、

に集中していました。


さきほどまでのハイペースなら、かるく越えるであろうと
思われていたさとうさんでしたが、一枚あたりにかかる時間が
長くなってきていました。



それでも、さとうさんが優位なのは間違いありません。


2試合目の選手は、追いかける数字が目の前にありますから、
力を出しやすいのです。もちろん、相応の実力をもっていて、という
前提があってのことですが…。





とうとう、さとうさんが宮西さんを捕え、抜き去りました。


第一代表はさとうさんに決定。




強風のなかで、寒さに凍えながら、みんな一生懸命に戦っていて、


今日来てよかったー、と思いました。




私はずっと予選に出ていません。


予選の怖さやおもしろさ、醍醐味を感じることができて、

ひさしぶりに、


大食いっておもしろーい、と、思えた、そんな予選でした。




このあと、桑野さん、宮西さん、三宅さん、さとうさん、佐藤さん、
私で、けっこうデラックス(死語)な応接室で撤収を待っていました。


ロケバスで駅まで送ってもらえるというので待っていたわけです。


応接間のソファーでくつろぎながら、お弁当をたべたり、お茶をのんで
話したりして、小一時間ほどもいたかなあ。


番組プロデューサーが来て、勝敗には関係のない雑談に加わり、
そのうち、三宅、お前、太ったなあ、という発言が出ました。


「そうです!私この1年で体重を8kg増やしたんです」

とにこやかに席を立って、ほら、こんなに脚がふとくなったんです、

筋肉がついたんです、と見せる三宅さんでした。



ふつうなら、


「ひどいわ、私がデブだっていうのね!」と逆上させてしまいそうな
プロデューサーのセリフだったんですが、



三宅さんはこの一年、


健康な美しさを手に入れようと、しっかり食べ、毎日ジムに通いつづけて
いました。ダンス、歌、演技のレッスンに加え、自発的に毎日ジム通い…。


三宅さんがうれしそうに太ったことを話し、そういえば、宮西さんも
前に比べて健康的に太ったね、ということになり、



さすが大食い王選手権、ここでは、太ったねという言葉が、

相手をほめる意図で遣われているのです。


まるで、アリスインワンダーランド、みたい。


もちろん、三宅さん、宮西さんが太ったことに拍手する私も、
一時期にくらべたら、8kg~10kg増量していますじつは。



やっぱり、健康と大食いを両立させようと思って。


なんかね、自惚れだったらむしろいいんだけど、



大食い女性のなかではトップの自分が痩せすぎていると、


大食いって痩せすぎな体型じゃないとダメなんだ、という
変な思い込みを与えてしまうんじゃないかなーというのも
あったし。



とか思っていたのに、相も変わらず、


ものすごい痩せているのに、よくそんなに食べられますね、
と言われております。とほほ。


ま、それはおいておいて、このソファー談話室では、
また桑野さんがひっそりとしてしまったのが気になりました。



さっきはあんなにかっこよかったじゃないかー。

やっぱり、勝てる!と思った相手にあっけなく、抜かれたショックが
大きかったのか、



桑野さん以外は、大食い王以外でも交流があったりするので、
その雰囲気についていけなかったのか…。


と、かように大人しい人をみると気になって仕方ない私なんでした。

私自身も、大人しいひとだからね。ふだんは。

ってか、ふだんも。


北海道予選のときなんか、だーれとも口を利かなかったよ。



1回戦のソーセージが終わるまで。終わったら、まわりから話しかけてくれたし、
自分としても、なぜか! 話したい、話しかけたい、という
スイッチが入ってしまったんですが。


大食い王選手権にやってくる女の子たちを見ていると、

勝負のあと、急速に明るくなったり、垢ぬけたりする子が多いんですが、
それも分かるなあ、というところ。



大食いが、なにかのスイッチを入れるんでしょうね。


まえに、24時間テレビで、マラソンにチャレンジしたタレント西村知美さんが、

前からおしゃべりだったけど、マラソン以降は拍車がついたみたいだ、
と、旦那さんに目を丸くされていましたが、


それとおんなじことが大食いでも起こっているんじゃないかな。


いつか、だれかに解明してほしいです(笑)。

大食いとマラソンの類似について。


さて、私とさとうさん、佐藤さんの3人はロケバスで駅の方に
送って行ってもらうことになりました。


宮西さん、三宅さん、桑野さんは数時間後に、また激突です。


三宅さんに残ってほしい、容量勝負だったら三宅さんに軍配があがるはず。

でももしまた、顎にくるようなものだったら…。

熱いものだったら…。


きっと勝ち残って、第二代表になってくれる。


階段を下りていく私に、


三宅さんがなんどもなんども、


「菅原さあーーん」

と笑顔で手を振っています。


この笑顔が輝くひとと、また大食い王の旅に出るのだ、と

思いながら私はロケバスに乗り込みました(つづく)。