ブログネタ:もう一度食べたい、思い出のパンを教えて!
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なぉぱん***
高校時代もそういえば、ほしい本を買うために
節約生活をよくやっていたなあ、と、
最近よく思い出します(笑)。
とくに高校2年の頃は、お昼代こみのお小遣いだったから、
お昼をいかに安く済ませるか、がメインテーマ。
おいおい、そんなことより、勉強がテーマじゃないのか、って
感じだが、当時の私はいまよりさらに、ゴーイングマイウェイだった。
そんな私のお昼のパンはいつも、揚げパン一個だった。
揚げパンもいろいろあると思うんですが、
いまおもっても独特は揚げあんパンでした。
カレーパンみたいな紡錘形をしていて、ああいうパン粉はついていないのですが、
さらに、皮が薄くて、中の粒あんが皮の間から透けて見えるくらいなのものだ。
当時で、一個50円。70円だせば、フィッシュフライのホットドックみたいなものも
食べられたんですが、私は高校3年間、ほぼ毎日、
揚げパン(友達は形からわらじパンと命名していた)オンリー。
うすい皮なんですが、内側はしっとりした空洞をつくっていて、
その空洞に、しっかり甘い粒あんが入っている…
この50円のパンでさえ、贅沢に感じられるほど逼迫した財政のときは、
私は街中まで出かけて、ライ麦パンを買うのだった。
アガサ・クリスティーが好きだったので、ライ麦パンをみつけたときは、
おお、これが、『ポケットにライ麦を』のライ麦か!とうれしかった。
紫色がかった灰色というのか、焦げ茶というのか、独特の色合いの、
甘くない、しっかりしたパン。それに、自家製(母はジャムを煮るのが好きだった。
といっても、苺と林檎だけですが)のジャムを塗ったものがお昼になるのだった。
ライ麦パンサンドは、一日あたり、20円くらいになったと思う。
ふつうの食パンより高いんだけど、みっしりして弾力のある、頼りになる味…。
あれ以来、ライ麦パンを置いてあるお店を見かけないけれども、
いつもライ麦パンをもう一度食べたいと思っている。
青春という言葉からイメージするような華やかでおろかしいことのまったくない
高校時代だったなー。
あのライ麦パンをもう一度たべてみたいなー。
私の原点という気がするくらい。
みなさんは、もう一度たべたい、思い出のパンは
ありますか?

