ブログネタ:オン・オフはっきりしてる?
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まあ、毎回たとえが小説とかマンガになってしまって
恐縮なんですが、
太宰治の『グッド・バイ』には、ふだんは
ドロドロの服で担ぎ屋をやっているけれども、
実は典雅な服や趣味のいい家具をしまい込んでいる
女性が出てきます。オン・オフはっきり、といえば彼女だ。
『エデンの東北』(深谷かほるのマンガ)のお母さんは、
化粧するとソフィア・ローレンみたいな長身の美人ですが、
しなければ、点みたいな目にそばかす、眉なし。
女の人のオン・オフは主に化粧方面にきっぱり現れるようだ。
私も化粧でキモチが変わる方ですなあ。
今日はどこへ行くから、化粧をしよう、というんじゃなくて、
マスカラとアイラインで目元がはっきりすると、
それだけで気分がいい。
やや活動的になり、3年物のj首周りのゆったりしすぎたTシャツを脱いで、
もうちょっと小ましな服に着替え、出かけようかな、ということになるわけだ。
一方、朝顔を洗って、化粧水をつけただけで、一日過ごす休みの日も
もうひとつのオフの仕方であろうか。
麦わら帽をかぶって、庭の手入れ。庭といっても、アパートの
わずかな軒の下スペースですが。
疲れたら、部屋にもどって、甘めのカフェオレかアイスコーヒーで
ダラ~と本を読む。
こういうダラー系オフと、化粧ばっちりで映画を見にいったり、美術館に行ったりの、
アグレッシヴ系オフがあるわけだ。アグレッシヴでその程度か、と言われればなんですが、
私の中では、ですよ。
オンというと、幸楽苑で働いているときと、大食いイベントや大会にでているときかなあ。
全然違うじゃん、とお思いでしょうが、人前にでるという意味ではオンです。
オンのときの私は、声が大きく、活動的で、ふだんより100ワット分くらい明るい。
その私も嘘ではないですが、100ワット分いつも明るかったら、
切れちゃうじゃん(笑)。
一日に太陽と月があるみたいに、
自分の中にも、太陽が輝いているときと、月の青白い光に包まれて
ぼーっとしている時がある。
というか、必要なんです。
みなさんは、オン・オフはっきりしていますか?