夕食が豆腐だった菅たんは、さすがに小腹がすいてきました。
あー。
なにかいいものないかなー。
と、菅たんがうろうろしていると、
キラリン
という音がしました。
棚においた金色の箱が、
「わたしをたべて」
と、言ったような気がしました。
金色の箱をおろし、
ふたを開けると。
たっぷり入った、おいしそうなラスクの一団がこんにちは。
にんまり。
岡山が産んだ鬼才・内田百閒はおまんじゅう(大手まんじゅう)
に「気をつけ!」と号令をかけたそうですが、その顰に倣って、
「気をつけ!」をさせてから頬張る菅たんであった。
ざくっと噛み砕くと、口の中にバターの香ばしい香りと味わいが、
じわじわ~と拡がるようだ…グラニュー糖のジャリッと感と
フランスパンのザクッと感がいいんだよなあ。
おいしー。
