昨日(5/28)行った、ルーブル美術館展の、
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの画(この写真は看板ですが)。
私には、この画が白眉でした。
みとれていたら、私より熱心に見ている60代くらいの男性がいて、
「この絵を見られただけでもういい。30年ぶりに会えたんだよ」
と、傍らの奥さんに静かに語りかけていました。
なぜか不意をつかれて、
ブワッと涙が出そうでした。
30年ぶりに「大工ヨセフ」に会いに来たという言葉に、
言い知れない感銘を受けた。
いい瞬間に居合わせたなあと、振り返って思う。
何かに混ざり気のない興味を寄せている人をみると、
こちらも純粋なキモチを取り戻す気がします。