『この人を見よ』 ニーチェ 手塚富雄訳
(岩波クラシックス12)
あとがきによると、
「ニーチェのこの自伝が書かれたのは、1888年の秋、彼が
44歳のとき」
であり、正常な精神活動の最後の一年であったということですが。
ほんとか?
だって、目次のタイトルがすでにしてすんごいんですもん。
「なぜわたしはこんなに賢明なのか」
「なぜわたしはこんなに利発なのか」
「なぜわたしはこんなによい本を書くのか」
…ある意味羨ましいぞ。
久しぶりに、読みにくい本を無理して読むという難事業に
挑む私であった。
野坂昭如のCMソングが思い出されるなあ。
ニ・ニ・ニーチェかサルトルか~♪
みーんな悩んで大きくなった
おれもおまえも 大物だあ
…読む方が悩まされるんですけど(笑)。