息子も小学一年生になり、めきめき向学心に目覚めているようだ。
「お母さん、桜はどこからきたの」
「えーー。中国?(ホントに分からないんです)」
「桜はねー、熊本だよ」
「えっ!(あまりの飛躍についていけない)」
「さくらの、く、が、くまもとの、く、でしょ」
「そうかあ(出たな妖怪こじつけ小僧!)」
ここから私が繰り出す質問になけなしの知識で応えるけなげな息子。
「じゃあ、朝顔は?」
「あ、あ、青森だよ。あおもりの最初のあが、あさがおの、あだから」
「ひまわりは?」
「岩手だよ。いわてのわが、ひまわりのわだから」
「梅は?」
「梅は、愛媛だよ。えひめのめが、うめのめだから」
淀みなくすらすらとこじつける息子であった。すげー。
「じゃあ、チューリップは?」
「あれは日本じゃないね。あれは外国だよ」
「(そりゃそうだが)どこ?」
「アメリカ!」
「え!なんで!」
「チューリップのリはアメリカのリでしょ」
…さて、何年生になったら、本当の原産地を
教えるべきなんでしょうか。
今はこの答がけっこう気に入ってしまっている私です。