
「両方悪かったら何残る」 体力テスト低迷で橋下知事
大阪府の橋下徹知事は21日の記者会見で、全国学力テストに続き、全国体力テストでも大阪府の体力合計点が全国平均を下回り低迷したことに「普通は勉強ができなかったら体育はできるもの。両方悪かったら後、何が残るんだ」と述べ、小中学校が危機感を持って体力向上につながる取り組みをすべきだとの認識を示した。
(共同通信社 1月21日)
ま、ちょっとだけ前ですけどね。
最近では大阪の赤字財政を立て直し、ということで株があがっていますが、
なんか、「運動も勉強も悪かったらどうするんだ」と言ってテレビに出ていた
姿が印象的でした。
そりゃ、両方できたであろうあなたにはわかるまい、って気持ちだったなあ。
なにかの番組で島田紳助が、自分なんか両方できなかった、学校なんか
嫌いだった、と言っていて、そうだよ、両方パッとしない子だっているんだよ!
と、大いに賛同したい気持ちだった。
運動ができなかったら、その分を勉強で、と思ってもそれもできなくて、
自分ってダメだなーと思っている子ども、けっこういるはずだ。
そんな子どもの声なんか、ニュースに出ることはないだろうけどね。
まあ、今の学力差、体力差って、家庭教育の問題、有体に云って貧富の差の問題
なんだそうですけど。親が低賃金で忙しく働いていて子どもを構えないから、
生活習慣が身につかない、学力も体力も劣ってしまう、という悲惨な状況の
反映、と、テレビで誰かがしゃべっていました。
そうだとしても。そうだとしたらなお。
持てる者が、持たざる者を、しかも子どもを責めるみたいな言動はよくなかったと
思うんですが…。橋本府知事は大阪の教育機関に奮起を求めたつもりかも
しれないけど、心を痛めた子どもはきっといると思う。
紳助が出ていた番組は、たしか、中学生たちと本音トーク、みたいな内容だったと
思うんだけど、同じ番組を橋本府知事がやったらどうだったんだろう?
まあ、これだって、一生懸命に大阪をよくしていこうとしている橋本府知事を、
菅原ごときがなにをえらそうに、という思いもあるんだけど。
さて、みなさんが最近のニュースで気になったものはなんですか?