睦月廿二日 白い一日 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

もうこんな時間ですね。


今日は一日空が真っ白でした。


生気のない、爪の半月みたいな白さ。


朝から夕方まで、ずっと。


少し春のような感じもありましたが、

また、少し寒くなるらしいのです。おおこわ。


今日も一日、干瓢を煮たり(大量に煮たので、

明日は卵とじにしてみましょうかね)、


『わたしのなかのあなた』ジョディ・ピコー (早川書房)を

読んだり。この本はけっこう分厚いのですが、

アナという少女は、白血病の姉のためのデザイナー・ベイビーとして遺伝子操作で

生まれてきて、ずっと姉ケイトのためにさまざまな犠牲を強いられて

きたのですが、13歳のある日、腎臓移植を拒否して裁判を起こした…という

物語です。


『ブラック・ジャック』にも、そんなような話があった気がします。

でも、まだ生まれてもいない赤ん坊が、兄を救うためのドナーとなる

だろう、と、嬉々として貧しい夫婦に伝えるブラック・ジャックに

当時も違和をおぼえたのでした。だって、その子の内臓は、その子の

ものじゃないか、って。


萩尾望都の『半神』のシャム双生児の姉妹のことも、思い出しましたねー。


ついでにいうと、倉橋由美子の『わたしのなかのかれへ』という、

初期エッセイ集のタイトルをも思い出したのでした。


いろいろ思い出すもんですね。年を喰ってるからね。


ではみなさま、明日もよろしかったら、お立ちよりください。

私は梅酒をちょっと飲んで、もう少し本を読んでから寝ようかと。


おやすみなさい。明日もいい一日でありますように。