ブログネタ:泣くのと笑うのどっちがスッキリする?
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本は一人にならないと読めないように、
一人にならないと泣けない菅たんです。
そりゃ当然、泣く方がスッキリするに決まってるわよー。
泣くとね、ストレス物質が涙の成分に結晶化して混ざって、
排出されるんですって。イヤホント。
悲しいことなんか特になくても、
ポップコーンほおばって、映画館で少しかなしい、少し甘い物語でも見たら、
確実に泣くな。泣くのを自分に許す公共の場、それが映画館だ。って威張る話か。
テレビでも泣く。
本でも泣く。本なんか、その箇所の挿絵を思い浮かべただけで、5秒で泣けるという
くらいの強力な催涙本(なんてあっていいのか)があるよ。
この本がある限り、泣き女としてもやっていけるんじゃないかいざとなったら、と
時々じっと手をみてしまうほどだ。
ちなみに、それはアニメ「ガンバのぼうけん」の原作、『冒険者たち』のシーンだよ。
超絶リアルな動物の挿絵画家だった薮内正幸さんの絵と、 斎藤惇夫さんの詩的な文章が
うねりとなって押し寄せてくるんだああ。
それはノロイたちに追いつめられ、海の藻屑と消える寸前の仲間たちの元にぎりぎりで
駆け付けた、オオミズナギドリ(妻子をノロイ一味に殺略された寡のオオミズナギドリたちは、以前、ガンバたちの戦いに協力する、といっていた。その伏線が利いているんだ!しかも、海での戦いに、空からの奇襲!この鮮やかさはどうだ!)に乗り、雄々しい野ネズミガンバの姿だよ。といっても、これだけでは全然泣けないですよね。
これを「催涙本」とするためには、まず、『冒険者たち』を読んでいただいて。いや、泣くためとか限定しなくても、
ほんとうにいい本です。
ふっとした瞬間にこの本のこの部分を思い浮かべて、泣くと…やっぱりスッキリする。
涙とともに、自分では気付かなかった澱のようなものが浮かび上がって、流れていくのだろう。
流れていく先は、悪魔のようなノロイたちと野ネズミたちが戦った、海なんだと思う。
笑うことは、スッキリだけではなく、もっと複雑な仕組みな気がして、
本当に洗い流される気持になれるのは、やはり、泣くことですね…。
笑うことにも、いつも相当救われてきたのも確かなんですけど。
みなさんは、泣くとの笑うのとどっちがスッキリしますか?