みなさんは、子どもの頃、好き嫌いに悩んだことはありませんか?
アズキ攻撃は不意をついて現れるから、まだいいんですが、一般的な夕食の
おかず、「焼き魚」が苦手だった時期があります。
なんでかといえば…
私はいつも、お魚のはらわたから食べていたんですね。
秋刀魚のワタが旨い、とかいうのは、酒の味もわからない子どもには
無理な話でしょ。いまもそれほどのものかと思うし。
背中から食べればよかったんだろうけど、お魚って、どこをどう食べていけばいいか、
分からないじゃないですか。幼少期はたぶん、まわりの大人が箸でとりわけてくれていたから、
苦いはらわたなんて食べたことなかったんでしょうね。
それがある時から、いきなり自分で食べることになり、挫折したんではないか。
小2で猫を飼うようになって、猫が食べているんならお魚は美味しいはずだ、
と思って、たぶん、偶然なんですが、背中から食べたら魚の肉の味がして旨かった。
以来、焼き魚は好きなおかずになりました。
嫌いだったのは、2年位だったかなあ。
周りの大人は、「はらわたは苦いぞ」とか言わなかったなあ。
うちの食卓での小言は、ただひとつ。
「ご飯をこぼすな」。
これですよ。
食卓でのお小言、憶えていますか?