グーグーだって猫である2巻 闘病生活と捨て猫たち | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

eeeeee

(承前)


さて、抗がん剤治療をしていた大島弓子さんは、

ある日、一匹の黒猫と出会います。


退院したばかりの体で、子猫の声をたよりに

必死でキャリーケース(猫を入れるための)を片手に、

探す大島さん。


自分の体が弱っているときに、自分より弱いものに対する愛が

さらに先鋭化していたのでしょうか。


そして、黒猫がすっかり大島家の猫になった頃、

こんどはホームレスの男性が育てていた、

皮膚病で片目の見えない、ふつうの人なら、

見向きもしないような捨て猫を譲ってもらうのです。


大島さんは、皮膚病の子猫を他の猫たちから

隔離するために、仕事場と自宅を往復し、動物病院に通い、

子猫の治療に奮闘します。


おりしも冬。風邪などひいたら、大島さんも大変なことになると

分かっていたのに。それでも、タマとなづけられた猫は

大島さんの愛情に応えるように、3巻、4巻としなやかに

飛びまわるようになるのでした。


3巻、4巻まで出て、映画化までした「グーグー」ですが、

このタマの治療のくだりは、どうしてそこまでできるのか、と、

いつも胸がしんとしてしまいます…。