ナマコのからえばり 椎名誠 (毎日新聞社)
ずいぶん、ひさしぶりに読んだ椎名誠さんの本です。
なんでかしら。いや、数年前まで、かなりまめに読んでいたんですけど。
なにかあったんですかねー。思い当たる節はあるが、
それはまた別の話。
さて、ひさしぶりに読んだ椎名さんのエッセイは、
初期のころのエッセイに戻ってきたような感じがあって、
おもしろかったです。
たとえば、
「日本の幼稚な若い男たちよ」
これは、
「カツオブシの時代なのだ」
みたいでしたなんとなく。あでも私、「カツオブシ」を手元において、
逐次突き合わせてうんうん、なんてやってないです。
ただ、椎名さんも60歳を超えたのだなーと、しみじみ。
60歳の椎名さんのなかには、、12歳も、、19歳も、45歳も、
いるのだろうなあと。佐野洋子さんの詩を思い浮かべたりして。
そういえば、椎名誠とイラストレーターの沢野ひとしさんは親友だけど、
沢野さんは佐野洋子さんと旧知のなかだけれど。
椎名誠VS佐野洋子って、どうだ。
そんな対談、見たことないぞ。
見てみたいんですが、新春対談。