ふるさとの民話 1 辺見じゅん文 丸木 俊絵
大晦日の六じぞうの恩返しのお話。
私が知っていたのは、正月のモチ代を稼ぎに街に来たものの、笠が全然売れなかったおじいさんが、道端のおじぞうさまに寒いだろうと笠を被せてやるというもの。
6番目のおじぞうさまの分がなくて、おじいさんは自分の笠脱いで被せてやった、というもの。
おばあさんから預かったモチ代で、笠を6つ買ってきておじぞうさまに被せてあげるパターンもあるんですね。
九州地方には雨に濡れたおじぞうさまに杉笠を被せてあげる噺があるそうです。
なるほどね~。
かさじぞうの噺、人気があるだけにいろんなバージョンがありそうですな。