内館牧子 (NHK出版)。
さて、「クリスマス」だから、「栗」特集だ☆
料理は嫌い、
とかいいつつ、けっこう作っていらっしゃいますが。
料理嫌いの器好き、の内館さんとは正反対で、
私は料理好きで、器はなんでもいいタイプ。
エッセイストの青木るえかさんが、子羊と春野菜の煮込み、
なんか、すっごく凝ったおいしそーな料理を、
メルシャンの景品の皿に盛ってヘーキ、と書いていたが、
私もそんなところで。料理は好きだが、
小奇麗に盛り付けるのが、しゃらくさい。
とはいえ、内館牧子さんの文章のきっぷのよさには惚れる。
私は、なにしろ、生まれも育ちも、学校も東北エリアなので、
内館牧子さんの東北礼讃が耳に心地いい、ってのもあるな。
この本を書いていた当時、内館牧子さんは、東北大学院生、
だったこともあって、東北の町がそちこちに顔をのぞかせている。
ところで。
「いちご煮」の炊き込みご飯は、ぜひ作ろうと思った。
「いちご煮」って、
イチゴの缶詰じゃありませんよ。
なんか、この時期売っていそうですよね。クリスマスケーキのデコレーション用に。
ストロベリーライスですか。なんかありそうで、ヤダ。
海栗(ほら、栗つながりだ)。
うにのことなんです。
ウニとホタテが入った汁の缶で、ただその缶詰を洗ったお米と一緒に
炊き上げるだけなんだが、炊きあがって蓋をとったときの、
磯の香りがふわっと寄せてくるようなきがする。うまそー。
お米3合に対して、いちご煮かんづめ1缶が、絶妙の塩加減だそうです。
おこのみで青じそをふんわりのせてね。
お節料理に食傷ぎみの3日ころ、いかがでしょうか。