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朝ごはんがいちばん好きな菅たんです。
って、一日一食とか、「アサヒ芸能」さんの取材で答えてましたが。
それはそうなんですけど、朝ごはんという、その光景が好きなんです。
子どもの頃の朝ごはんを思い出すと、いつでもうれしい気持ちに
なるんですが。
その頃、わが家は建て替え中で、かなり長い間、
家の中の半分がいつも普請中(by森鷗外)みたいな感じで。
でも子どもって、そういういつもと違う環境が、ピクニックみたいで
楽しいんですよね。
テレビも見られなくなって、父のトランジスタラジオを聴きながら、
啄木鳥が楢の木をつっ突いているのを、遠くに見ながら。
そんな「大きな森の小さな家」みたいな朝ごはん。
台所のある方から先に壊していたので、
ずっと家の外の、洗濯干し場(戦後すぐ建てた家だったので、
そういう変なスペースがあったんです。)
で朝ごはんを食べていたんです。
コンクリートの床だった。
テーブルとイスだけは、ずっと使っていたやつだったけど、
啄木鳥を見ながらの朝ごはんって、かなり異色。
カッコウ、カッコウ、と、カッコーワルツも聞えたぞ。
そんな忘れ難い朝ごはん、何を食べたかは…思い出せませんが。
家族がそろって、朝のすがすがしい空気のなかで食べるごはん。
最高といっても、いいかなと。
みなさまの最高の朝ごはんも、教えて下さったらうれしいです。