サクサク、霜柱 雪国ではおなじみの霜柱。子どもの頃は、霜柱を踏むのが好きだったなあ。土のやわらかいところの霜柱は、醗酵のうまくいったパンみたいに、よーく盛り上がって、踏む前から、歯切れのいい、サクサク♪という音が期待されましたなあ。土と氷のミルフィーユ、って表現で霜柱をみたことのない方に、分かっていただけるかしら。薄いパリパリの氷を割りながら歩くのも、好きだった冬の朝。