私は貝になりたい その4 音楽と自然、砂の器 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee


土佐の海の青と、山の緑。


西原理恵子さんのマンガには、よく土佐の海や山が描かれますが、

ほんと、こんな景色を毎日みて育ったら、

ずいぶん、ものの考え方も違うんだろうなあと思うほどで。


結婚前に、お腹を大きくした房江さんと中居君は、

勤め先もオン出されて、


かといって、故郷は還る場所にはあらず。



二人は汽車とバスを乗り継いで、南へ南へと、あてもなく流離います。


とうとう、たどり着いた岬から見える、青い海と新緑の中で。


二人は、いっそ、という思いを振り払って、

どんなに苦しくても二人で店を持とう、この小さな町で、と、

決心するんですが。


その雄大な光景と、魂をゆさぶるような音楽がたとえようもなく、

いいんですよー。


久石譲さんでした。演奏は東京フィル。

音楽と、大自然の交響曲といえば、


モノクロ版の「砂の器」。



房江さんが、赤ん坊を背負って「嘆願書」への署名を求めて、

紅葉の山の中や、深い雪山を歩く場面も、やはり、魂を

ゆさぶられっぱなしで。


ふと「砂の器」を思い出してしまったのでした。


あちらも、やはり土佐の海辺を流離う親子のものがたり、

ですし。交響曲と土佐の海ってあうんだこれが。


「砂の器」はモノクロに限る、って、言いすぎでしょうか。