冬はつとめて。
って、中学時代に暗証させられた、
『枕草子』ですが。
当時から、
冬になると、このくだりが、
リフレインするんですなあ。
「冬は努力して、朝起きないとなあ」
…って、聞こえませんかみなさま。
「冬は早朝よね」
ってな意味だって、頭ではわかってるんだが。
ちなみに、
橋本治さんの『桃尻訳』、かなりおもしろかったです。
清少納言って、こういう人だったんだなー、というのが、
肌で感じられるというか。
橋本治さんの作品は、
『桃尻娘シリーズ』から、『男の編み物 橋本治の手トリ足トリ』、
『窯変源氏物語』などの古典もの、エッセー、対談まで、
ほとんど読んでいます。
、『男の編み物 橋本治の手トリ足トリ』は、
群ようこさんの世界とはまた違うんですが、
こんな風に自由に編んでいいんだ!!
と、
痛快なきもちにさせられます。
かなり前の本なので、書店にはないと思いますが、
図書館においてあったら、
ぜひご覧くださいな。
クリスマスには間に合わないかもしれませんが、
バレンタインに手編みのセーターを贈りたい、
って、方にもおすすめ。
古典の口語訳もそうですが、
かなり高度で難解でありつつ
、
初心者にもやさしい、という、
ふしぎな二面性がある本です。