ドッグ・ショーの方は、日本から参加したボルゾイが準優勝したので、日本でも話題になっていますし、他にも沢山、日本から参加したワンコが沢山いた様子ですが、私はむしろ、アジリティーの方に話題になって貰いたいです。
アジリティーは、要は障害物競走なのですが、オーナーが次にどの障害物(障害物は人間のハードル競走みたいに整然と一直線に並んでるわけじゃなく、雑多に置かれてるので、目の前にある障害物を適当にこなすとコースアウトです。オーナーが出走前にどの順番で障害物をこなすかコースを暗記して臨みます。)に行くか、何処はスピードを上げてタイムを稼ぐか、何処は慎重に行って減点を避けるか、例えばジャンプなら飛び越して反対側に着地するのか、回り込んでから飛んでこっち側に着地するのか、などあらゆる指示をしていくので、ワンコとオーナーの息が合ってるかどうかがポイントです。
ジャンプの高さなんかは、犬のサイズに合わせてあるので、正直、どんなに鈍臭いワンコでもゆっくり慣らせば、一つ一つの障害物をこなすのは難しく無いです。飛んだり、くぐったりだけなので、運動神経抜群のスーパーワンコである必要は、全く無いです。
ある程度、活発な子なら、後は差が出るのは、ワンコとオーナーのコミュニケーションしか無い競技です。
で、全米から精鋭のワンコとオーナーが集まるんですが、パピヨン、シェルティ、ボーダーコリーなどアジリティーに強いと言われる犬種だけでなく、雑種のワンコも立派に参加しています。
また、ピュアブレッドでも、仔犬から育てて来たワンコだけでなく、レスキューされた子もいっぱい参加しています。
12inchクラスで優勝したペンブローク・ウェルシュ・コーギーのKeeblerちゃんは、なんと昨年に続き2年連続クラス優勝を果たしましたが、この子もレスキューっ子だそうです。
私にとっては、くらまが初めてのワンコなので、迎える前は、「躾は仔犬の内に」なんてのを読む度に、成犬をアダプトして果たして躾出来るのかしら?と謎だらけだったのですが、全くもって問題なしです。
例外的に、近親交配などから精神的な障害を負っている子がトラウマを乗り越えられないケースもありますが、ワンコは相当、柔軟で逞しい精神の持ち主です。
オーナーに、一貫した規律&正しい知識&諦めない愛情があれば、成犬をアダプトしても仔犬から育てたのと変わらないレベルでトレーニング出来ます。
マスターズに出ているオーナーさん達が、特殊なスゴイ人達ってワケじゃ無いです。
くらまのクラスメイトも半分以上、レスキューっ子ですが、実際、仔犬から育てられた子と比べて、トレーニングの成果もオーナーさんとのコミュニケーションも全く変わりません。
むしろ、仔犬から育て様が、良い血統の子だろうが、オーナーに規律&知識&愛情が無ければ、無意味。
元くらまのクラスメイトで、2年もシェルターで、新しい家族を待ち続けたピットブルのキャリーちゃんは、ケイナイン・グッド・シチズンにも合格して、卒業後、パパと一緒に病院や空港でセラピードッグのボランティアをしてます。
つまり、人間次第です。ワンコより。
