「七歳になったからと言って、何でもやれるようにならなくてもいいんだよ。脱いだパジャマと食べ終わったお皿は、これからだんだん片付けられるようになったらママは、嬉しいなあ」
そう言って私は、結菜が脱いだパジャマを右手に、結菜が食べたチョコシリアルの皿を左手に持った。
「今日はママが片付けてあげるからね」
実は私はの言い方はいつもよりソフトだった。本当は、「七歳になったんだから、自分の脱いだものと食べたものくらい片付けなさいよ」と言おうとしてやめたのは、昨晩のことを思い出したからである。
そう言って私は、結菜が脱いだパジャマを右手に、結菜が食べたチョコシリアルの皿を左手に持った。
「今日はママが片付けてあげるからね」
実は私はの言い方はいつもよりソフトだった。本当は、「七歳になったんだから、自分の脱いだものと食べたものくらい片付けなさいよ」と言おうとしてやめたのは、昨晩のことを思い出したからである。
昨晩も結菜の誕生日パーティーをしていた。食事の度にバースデイソングを歌い、浩輔が百円ショップでやまのように買ってきたクラッカーをならした。月曜日にできないから土日にやろうと言っただけで、結菜に土日のいつやるかを明白にしなかったのがいけなかった。お誕生会は昼も夜も、なんとなくずっと続いていたのだった。
「今日は結菜のお誕生日会だからママもトランプに入ってね」
「お誕生日なんだから片付けなくってもいい?」
「今日はお姉ちゃんが見たいテレビを見ていいんだよ」
と結菜はわがまま放題だった。
いつもは長女であるというだけで我慢することが多いから、なるべくわがままを聞いていたら、疲れがどっと溜まってきた。
「結菜。お風呂洗ってきて」
「ええ~、今日は嫌だなあ」
「でも最後だからいいじゃん、六歳でお風呂洗うのは今日が最後でしょ。六歳の結菜にお風呂洗ってもらうなんてこれからはもう出来ないからどうしてもママはお願いしたいんだよ」
私は昨晩、かなりこじつけの理由をつけて結菜に手伝いを強要してしまったのだった。
「今日は結菜のお誕生日会だからママもトランプに入ってね」
「お誕生日なんだから片付けなくってもいい?」
「今日はお姉ちゃんが見たいテレビを見ていいんだよ」
と結菜はわがまま放題だった。
いつもは長女であるというだけで我慢することが多いから、なるべくわがままを聞いていたら、疲れがどっと溜まってきた。
「結菜。お風呂洗ってきて」
「ええ~、今日は嫌だなあ」
「でも最後だからいいじゃん、六歳でお風呂洗うのは今日が最後でしょ。六歳の結菜にお風呂洗ってもらうなんてこれからはもう出来ないからどうしてもママはお願いしたいんだよ」
私は昨晩、かなりこじつけの理由をつけて結菜に手伝いを強要してしまったのだった。
「ねえママ、六歳の結菜とはもう会えないけど、七歳の結菜とはこれからもたくさん会えるから寂しくないでしょ。七歳だから、六歳のときよりもっとたくさんお手伝いできるようになるんだよ」
眠る前、結菜はこんなことを言った。私には、結菜が七歳になる決意表明をしているように見えた。私は、六歳の結菜にはもうお風呂を洗ってもらえないなどと、子供が寂しくなるようなことを言ったことを後悔したのだった。
眠る前、結菜はこんなことを言った。私には、結菜が七歳になる決意表明をしているように見えた。私は、六歳の結菜にはもうお風呂を洗ってもらえないなどと、子供が寂しくなるようなことを言ったことを後悔したのだった。
「結菜、結菜はいつまでもママに甘えていいんだからね」
早く学校の支度が終わってゆっくりしていた結菜に私は言った。
「8歳になっても?10歳になっても?」
「うん、結菜は体が大きいから10歳の頃にはママより大きくなると思うけど、ママより大きくなっても甘えていいんだからね」
「じゃあ、20歳になってもいいの?」
「甘えたかったら甘えていいんだよ。20歳になっても結菜はママに甘えてくれるの?」
「甘えていいんだったら甘えるよ。いつまで甘えていいの?」
「いつまでもいいよ」
「50歳になっても?」
「いいんだよ、結菜はいくつになってもママの子供なんだから」
「やったー」
81歳になった時、熟女に成長した結菜を支えてやる約束をしたことになる。体力、精神力とも、今のうちからもっと鍛えておく必要がありそうである。
早く学校の支度が終わってゆっくりしていた結菜に私は言った。
「8歳になっても?10歳になっても?」
「うん、結菜は体が大きいから10歳の頃にはママより大きくなると思うけど、ママより大きくなっても甘えていいんだからね」
「じゃあ、20歳になってもいいの?」
「甘えたかったら甘えていいんだよ。20歳になっても結菜はママに甘えてくれるの?」
「甘えていいんだったら甘えるよ。いつまで甘えていいの?」
「いつまでもいいよ」
「50歳になっても?」
「いいんだよ、結菜はいくつになってもママの子供なんだから」
「やったー」
81歳になった時、熟女に成長した結菜を支えてやる約束をしたことになる。体力、精神力とも、今のうちからもっと鍛えておく必要がありそうである。