次女が急に立ち上がって、保育園のバックをごそごそやり始めた。
私の前にぱっと広げた次女の手から、
気色悪い色形をしたよぼよぼの葉っぱが出てきた。
「いやぁ、気持ち悪い!捨てちゃいなさい」
私はそれを次女の手から摘まんですぐ脇のごみ箱に放り投げた。
すると次女は、不思議そうな顔をしたが、すぐに元気にもう一方の手を広げた。
どんぐりだった。
「どんぐりまた保育園で拾ってきたの?」
「うん、ハートの形の葉っぱとどんぐり見つけたんだよ。
どんぐりは捨てなくていい?葉っぱはもういらないや」
私の前にぱっと広げた次女の手から、
気色悪い色形をしたよぼよぼの葉っぱが出てきた。
「いやぁ、気持ち悪い!捨てちゃいなさい」
私はそれを次女の手から摘まんですぐ脇のごみ箱に放り投げた。
すると次女は、不思議そうな顔をしたが、すぐに元気にもう一方の手を広げた。
どんぐりだった。
「どんぐりまた保育園で拾ってきたの?」
「うん、ハートの形の葉っぱとどんぐり見つけたんだよ。
どんぐりは捨てなくていい?葉っぱはもういらないや」
さっき捨てたのは、ハートの形の葉っぱだったのだ。
保育園の連絡帳には先生のコメントがあった。
『今日は公園に行きました。木の実や葉っぱを一生懸命探して
拾っていました』
『今日は公園に行きました。木の実や葉っぱを一生懸命探して
拾っていました』
少し前から蝉の抜け殻を持ち帰らなくなったのは、
『ママが気持ち悪いって言うから蝉の抜け殻は拾うのやめた』
と先生に伝えてからだそうだ。
『ママが気持ち悪いって言うから蝉の抜け殻は拾うのやめた』
と先生に伝えてからだそうだ。
次女が見つけた時には、綺麗なハートの形をしていたのだろう。
「どんぐりは捨てないでいいんだよ。
葉っぱは汚くなっちゃったから捨てちゃってもいいんだよ」
葉っぱは汚くなっちゃったから捨てちゃってもいいんだよ」
私に言ったのか自分に言い聞かせているのか、
淡々とした次女の復唱が、とても切なかった。
淡々とした次女の復唱が、とても切なかった。