越前蟹の刺身 | セカンドリンゴハウス

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日々の事つらつら。

向島で芸者のアルバイトをしていた学生時代(どんな学生だ!・・・自分で突っ込んでみる)

「越前蟹のお刺身でございます」
と着物姿で客に差し出したことがある。
ピンク色をした旨そうな蟹の身が光っていた・・・。

今では数回蟹の刺身を食べたが、当時は、本当に食べてみたくて、
芸者姿のままどうしたらつまみ食いができるか本気で考えたくらいだ。

タラバの刺身、ズワイの刺身、上海ガニの刺身(老酒でしめたもの)まで食べたが、
越前ガニの刺身はなかなかお目にかかれなかった。

ところが、とっくに食べていたのだった。
越前ガニも松葉ガニもズワイガニの別名だったのだ。

さらに、ズワイガニにはもう一つ馬鹿らしいエピソードがある。
私は蟹と言えばメスが好きである。
どんな蟹でも、メスが腹いっぱいに宿した内子の甘味と、外子の舌触り、歯触りが大好きだからである。
蟹の中でもメジャーなズワイガニのメスを一度食べたいと、スーパーを探し回ったが中々見つからないのである。
ちなみに、蟹のオスは腹の節が三角にとがっており、メスは丸みを帯びているのでパックに入っていなければ容易に区別がつく。
ズワイのメスに巡り合えないまま関西での生活を迎えたとき、セコガニという小さな蟹に出会った。
結果から言えばこのセコガニこそズワイガニのメスだったのであるが、当時は
「小さいのに、内子も外子もたっぷり詰まって、なんて旨い蟹だろう」
と感激していた。
ズワイガニとは大きさが全然違うのでまさかセコガニが捜し求めていた蟹だったとはなかなか気がつかなかったのだった。

タラバガニ、アブラガニ、毛ガニ、渡りガニ、上海ガニ、花咲ガニ、蟹との思い出を書きつくすと長くなりそうなのでここでやめておく。