白鳥の子。
親鳥に寄り添いながら、時々冒険心が出てくるようで少しだけ親と離れて泳いでみる。
私と長女と次女、3人でそれぞれベストショットを撮ろうとして白鳥の子供を中心に動き回っていた。
シャッター音が建物と池に囲まれた空間にこだましていた。
カシャカシャ・・・
ひときわ大きなシャッター音がして振り返ると大きなカメラが私の肩先を横切った。
一眼レフというのか、カメラには全く疎くて分からない。
ただ、その撮影スタイルを見て、スマホを手にいい場所を占拠しているらしい自分が恥ずかしくなり、場所を譲った。
「カモの子は見た事あるけど、白鳥の子は初めてだったよ」
私が言うと、子供たちも同意した。
カモの子は、コガモ。
白鳥の子は?
コハクチョウ?
いやいや、コハクチョウというと、別の種の白鳥を意味するらしい。
コハクチョウ=アメリカコハクチョウのことだとか。
鳥のことも全然詳しくないから、ハクチョウとコハクチョウの写真を見せられても私には区別がつかない。
夫にお土産話をするなら、「コハクチョウ」を見たよと言えば、ややこしくなるに決まっている。
やはり「白鳥の子を見たよ」ということにしよう。