文句を言う元気が戻ったので、夫にチクリと言った。
「今から5分の間だけ、心からの詫びのみ受け付けます。それ以外はシャットアウトだからね」
フンフンと鼻息をならして寝室にこもること3分。
静かにドアが開いた。
「ええ・・・さきほどは、大変申し訳ございませんでした。ついイライラしました」
しゃっきり背筋を伸ばして頭を下げに来た夫を見て笑ってしまう。
「本当に悪いと思ってる?」
「はい、私が悪いです」
「じゃあ許してあげる」
足取り軽く階段を下りていく夫。
プライドが低いのか、世渡り上手なのか、はたまた何も考えていないのか、とにかくこれで我が家に平和が戻ることになる。