彼のお骨をほんの少しだけ分けていただいた。
米粒ほどのかけらをカロートペンダントに入れて、いつも一緒。
大きい方は桜の木の小さな骨壷に入れて、
毎晩抱いて眠る。

どうしようもなく寂しい時は、
骨を食べる。ちょっぴり。

かなり異常だと自分でも思う。
お骨も時を経ると段々と小さく砕けてくる。
毎日動かしているから、というのもあると思うけど。
その砕けて粉末状になったお骨を口に入れる。
たまに2ミリくらいのカケラも食べてみる。

彼が自分の一部になる。
少しだけ安心する。