11/12(水)に、NHKで

『歴史秘話ヒストリア/四国八十八ヶ所霊場 1200年の物語』

をやっていました。

つい最近、

全8回(だったかな?)のお遍路講座みたいなのも放送してたのに、

さすが開創1200年のせいなのか、

とても沢山四国八十八ヶ所の事を放送していますねにっこり


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今回は、四国開創の いきさつ、そして

昭和28年、初めての四国お遍路バスツアーの話もありました。

通し打ちで2週間。

自分が今バスツアーでまわっているので(私は区切り打ちですが)、

とても見入ってしまいました。



今は道も舗装され、

高所にあるお寺でもロープウェイが出来たりなどして

とても行きやすくなりましたが、

昔はバスツアーとは言えども、過酷なお遍路だったようです。


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しかし参加者はバスツアーだから気楽に行けるだろうと

山登りに適さない下駄や雪駄などで参加していた為に、

すぐに足が痛くなり大変だったようです。

あまりに延々と夜まで山を歩くなど過酷だった為、

こんなはずじゃなかったと、添乗員さんに怒りをぶつけるシーンも。



添乗員さんは、何故事前に参加者に

『歩きやすい靴で』『場所によってはかなり歩きます』などと

言っておかなかったのか・・・汗



そこで三角寺のご住職が急遽法話をする事に。

『さぞお疲れでしょう。

しかしこれこそがお大師様と共に歩む道、すなわち

辛い思いをしてでも皆さんの願いを叶える為の祈りの道なのです』



目の前の大変さに気を取られてた参加者たちは

何故このお遍路に参加したのか意味を顧みたそうです。



次の日、最大の難所(雲辺寺山)に差し掛かり、

添乗員さんが先に立って道を間違えていないか

何度も行き来し確認する姿を見て

誰も不平を言う事もなく登り続けたそうです。



戦後であり、慰霊の為に参加したと思われる人や、

心に病を抱えた娘と共に参加した父。

色々な事情を抱えた人たちが、

誰一人脱落する事もなく、無事満願できたようで、

見ていてとても胸が熱くなりました。


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この方々に比べたら、今の自分のツアーは

何てとても楽になったのだろう。

岩屋寺でふうふう言ってた自分が恥ずかしいですガーン

あ、でも坂や階段が大変だとは思いましたが、

不平不満というのとは全然違いますよあせる



私も何故このお遍路に参加したのか、改めて初心に返り

次回参加するつもりです。