お正月で家族が帰省した事もあり、久しぶりに小旅行に行った
家から車で四時間ほどで行く都市での2泊3日だった

この間ラヴは母が面倒を見てくれて、久しぶりにのんびりできた
ラヴがこの家に来てから、私には初めての外泊だった

帰りは自宅に夜遅くに到着し、そのまま朝から仕事と言うことと
同行した家族も家に滞在したので、翌日まで忙しくばたばたしていた

仕事が終わり家に帰ったら、ラヴの様子が少しおかしいと母が言う
食べ物は何でも余さない食いしん坊が、朝から何一つ食べないらしい

体の調子が悪いのかと様子を見たが、特に問題がない様子だ
大好物のクッキーのおやつにも反応せずに私を見ているだけだ

心なしか元気が無く、私の方を寂しげな目で追っているので
多分寂しかったんだろうと直感して、暫くラヴを抱きしめる

そして私の手から直接フードを食べさせてみたら
やっと安心したように少しずつ食べ始めた

きっとラヴは私に捨てられたと思い、心を痛めていたのだろう
母親が居なくなった時の人間の子供と同じなのだ

ますますラヴがいとおしくなり、私の目から涙が溢れてきた
当のラヴはお腹一杯食べてた後、隣で往復いびきで寝ていた