はい、わざわざ私がここでこんなことを言うっていうことは、何か萌えを発散したいことだってことはわかりますね?(←)
ええ、さすがに、とても面白かったです。ただ…それだけじゃありません。それだけじゃないんです。普通の感想なら良いんですが…。とにかく私はこの物語に、萌えを!見いだしてしまったんです!!(ダンダンッ!)
…そんなこんなで、ネタバレ満載の感想です(どちらかというと萌え叫び?)
まず主要キャラ紹介ー!読み終わった直後に、ざざっとらくがいたものがあるのでそれといっしょに!

モモ
・背が低く、かなりのやせっぽち
・8つぐらいか、12ぐらい
・くしゃくしゃにもつれた真っ黒な巻き毛
・目は真っ黒で大きくて素晴らしく美しい
・だぶだぶの男物の上着で、袖口をおりかえしている
・様々な色のつぎはぎを張り合わせてできた、かかとにまで届くほどの長さのスカート
まあ、私のらくがきは色々と合ってないんですが(バランスも悪い)。こんな感じです
主人公なので、見た目の記述が一番多いですね。要するに、幼女です((←←
話を聞くのがとても上手、という特技(?)を持ってます。

ジジ(本名→ジロラモ)
・夢みるような瞳
・器量良しの若者
…これしか記述が無いんですが、とりあえず見た目はイケメンってことですわかりました((
帽子を持ってお金を集めているので、帽子を持たせてみました。思わずドイツ風をイメージして描いていましたが、イタリアっぽい感じですよね。特に名前(笑)
一応観光ガイドやらなんやらを職業にしてるおしゃべり好きな青年。空想も大好き。

ベッポ
・並外れて小柄で、背中を少し丸めている
・大きな頭をいつもかしげているので、モモと変わらない背丈にみえる
・短い白い髪がつったつようにはえている
・鼻には小さなめがねをかけています
…まあこんな感じ…かなあ…(((
無口で温和なおじいさんです。道路掃除夫をやってます。
モモは児童収容所?から抜け出してきて、円形劇場の廃墟に住みつきます。モモの良い人柄から、町の皆はモモのことを大事にしてくれました。その中でも特別大親友なのが、おしゃべり青年ジジと無口な老人ベッポです。
ジジとベッポは正反対なので、中が悪そうに見えて実は一番仲が良いという^^見ててほのぼのするトリオです。この時点で色々とさいk(ry)
一部の最終章、第5章で「おおぜいのための物語と、ひとりだけの物語」という場所があります。
夜中に円形劇場にふたりっきりのジジとモモがいて、モモがジジにおとぎばなしをするようにねだります。この前の方で、ジジはみんなに話をするのが好きというふうに言ってますがモモに話をするのが一番楽しみにしていた、と書いてあります。しかも、冒頭に「このもじゃもじゃ頭の小さな子に、深い愛を抱いていたのです」…。
なんだと…ジジ×モモだと…!!<●><●>←残念な頭
え、けっこう年齢差あるよね?「若者」だけど、たぶん10代ではないと思うし(私の想像)20代前半だよね?そうすると、モモが10歳前後ということは…。約10歳ぐらいの歳の差!!しかも、10歳と20歳ぐらいで!!ぐはぁっ!!!!
…えー、と最初にここで頭がパンク。しかも、モモに語るおとぎばなしっていうのが、モモがお姫様でジジが王子様で最後は幸せに結ばれるっていう…。モモは全く意識してないようですが、ジジはこれもう確定だよね。素晴らしいアプローチですね、感動しましt(ry)
次に、町に灰色の男達が現れて、段々町の人達はおかしくなっていきます。いっつも「時間が無い」「時間が無駄」といって、せかせかせかせかとしているのです。現代人みたいですね(笑)
この灰色の男達は死んだ時間からできていて、生きるために、人々から時間を奪っているのです。モモのまわりの町の人もその影響から、モモに会えなくなりました。モモは、灰色の男達に有害な人物だと言われて、追跡されます。危うく捕まりそうだったところで、突然現れたカメのカシオペイアに導かれて、マイスター・ホラのいる不思議な空間にかくまってもらえます。このホラさんも素敵な人で…!一見おじいさんの様に見えて、急に若返ったりまた老けたりするのです。何かハウルの動く城を思い出す(ソフィーの呪い)そして、そこで一晩眠ると、現実の世界では1年経っていたのです。
その1年間の、ジジはというと。
灰色の男達の計画によって、どんどんジジは物語の語り手として有名になっていきます。最後には、高級な家も持って、毎日がハードスケジュールとなってしまいました。楽しかった物語も思いつかなくなって、毎日苦しみながら話をするばかり。モモを探そう!と決意すると、灰色の男から脅迫されてくる。そんながんじがらめの毎日です。
その1年間の、ベップは。
警察にモモがいないことを言いに行きましたが、精神病院に入れられてしまいます。ここで、灰色の男にもっと時間を倹約すればモモを帰そうといわれ、精神病院を出たあと、毎日毎日せっせと休む間も無く働くようになります。うう…ベップじいさん健気だなあ…
ま、1年後に現れたモモは、とりあえずジジの所にたどりつきます。つうか置き手紙に「だいすきなモモ!(略)いつまでもきみのジジより」ってwwwwwもうここもあれですね。素晴らしい(きりっ)
1年ぶりにモモに会ったジジはもう大喜び!高くモモを抱き上げてほっぺに何百回もキスして踊り回る。…これが、公式です。オフィシャルです。ありがとうございます(←)
車の助手席に乗る時も膝の上にモモを乗せて(!)乗ります。モモと話をしようとすると秘書が、モモをお姫様として報道しよう!と言ってきます。それに、真剣に、マジになって怒るジジ。今までは大体無気力だったのに、ここだけは譲れないとでも言う様に。その後薬を飲むほどまでに、神経はまいってるようです。
別れ際に、涙を浮かべて「ぼくといっしょにいてくれ!ぼくのすてきな家に住んで、ほんとの王女さまみたいに、びろうどや絹の服を着て暮らすんだ。」とモモに頼みます。でも、モモはそんなジジを救いたいために断りました。かなしそうにしながらも見送られるジジ…。悲しい…。悲しいだけに、たまらないですね…(ぎらっ)
ベッポは、モモとすれちがいますがあまりの働きっぷりに、モモに気づかれず(笑)
その後ホラさんの助けもあって、灰色の男を倒したモモ。町に平和が戻りました。ここでやっとベッポもモモと再開するのですが、その時の抱き合ったり話をしあったりするのが、ほほえましくて良かったです。モモのために働いてたんだし、ベッポの方がジジより健気だなあ、と…。
本当にもうこのトリオたまらん。でも、ニノとかの町人も良いキャラ。
事件が解決した後のことが詳しく書いてないのですが、きっとベッポはジジとモモの二人に温かく見送られて死んで、ジジとモモは結婚して歳をとっていくんじゃないかなあ…とか。むしろ、希望ですけど。しかし、ジジはあんなに有名になっても他の人に手を出さなかったから本当に一途にモモが好きそうだしなあ…。お似合いだと思います。
こんな感じで萌え語りは終了です。ファンタジックでメルヘン、なおかつ現実的でシビアなお話が素敵でした。あとがきも非常に不思議に満ちていて、あとがきでさえ物語のようですね。