これもこの夏のまくら(くみちゃん撮影)
この1週間、不幸が重なりました。
まくらと中学時代の友人の不幸です。
中学時代の友人の知らせはあまりにも唐突すぎて混乱と不安で自分自身頭の整理がなかなかつかず、その後も何とも言えない気持ちで数日過ごしていました。
そこへまくらの知らせが入りました。
まくらについては飼い主くみちゃんから病状を細かく聞いていたし、5月から今は放射線治療をしているだとか、今は抗がん剤を飲んでいるだとか、今は飲めないんだとか。
今日は川で泳いできたとか、今日は旅行してるだとか、食欲がハンパないとか。
立てなくなった日も様子を見に行き寝たきりになっていたまくらとほんの少し一緒の時間を過ごしました。
ずっと経過を知っています。
全部じゃないけどしっかり面倒をみていたくみちゃんとご家族、しっかり生きていたまくらを知っています。
だからまくらが動かなくなってしまった事や冷たくなっていた事、『まくらー』と呼んでも振り向かない事、ピーっと鳴るオモチャを鳴らしても振り向かない事、いなくなってしまった事は悲しいけれど、自分自身の混乱も不安もなかったのです。
この冷たいまくらに会った事で死を身近に感じる事ができました。
病気になって先が短いとわかった時は、まくらがいなくなってしまったらどうしようと恐怖がありました。
でも実際いなくなってしまったけど怖くはないことがわかりました。
死は生きていく上で特別なことではなくて誰にでも起こる普通の事だとまくらに気付かされ、不思議なことに友達の死についての混乱がなくなりました。
くみちゃんが『天寿を全うしました』と言ったように、とても短いけれどまくらはまくらの天寿を全うしたんです。
そしてくみちゃんは『やりきった!』とも言っています。
私もそんなくみちゃんに近づきたいと思っています!!
