アースデイwithマイケル -22ページ目
006

3月4日2回目の訪問のとき、
「お花見はもうしましたか~?」
と、あらん限りの明るい顔と声でお聞きすると、
「いわきの桜など、おらは見たことがねえっぺ。」
「天神岬の桜が見てえ!なあ、見てえなあ~!」
という答えが返ってきて、ざわめきが起こりました。
そのとき、みなさんはある日突然慣れ親しんだふるさとを後にして、
遠く離れたところに移り住んでいるんだということを身にしみて感じました。

2012年8月に、楢葉町は一時立入可の条件で帰町できるようになりました。
お盆にはほとんどの方が我が家に帰られたとのことでした。

「みなさん、おうちに帰れたんですね。よかったですね。」
と、あらん限りの明るい顔と声でお聞きすると、

すると一人の男性がポツっといった。
「楢葉にはもう、帰れねえ。」
「そんなことはねえ、一緒に帰ろうな。」
ともう一人。
久しぶりに見たふるさとは、一体どんなだったでしょうか。

このように、毎回の訪問が新しい発見であり、深く考えさせられるものでした。

今ではすっかり外から励ましに来てくれる方はいなくなってしまった。
とみなさんはおっしゃいます。
この先、楢葉町への帰町、復興住宅への転居など、そう遠くない将来に、
ここにいらっしゃるみなさまには、また環境の変化が訪れます。
その後も、ずっとつながっていられるよう、この活動を継続してゆきたいと思っています。

それでは、今まで私たちが行った訪問の記録を、参加したメンバーの声を集めてご紹介します。