よく図面にある”PS”パイプスペースについて投稿します。
木造の2階建ての住宅では、2階トイレの排水管などを降ろす為のパイプシャフト
が大半の場合、室内のどこかで、設けています。
(角の出っ張り部分です。写真は図面と位置反対です)
↑トイレのスペースに設けた場合の例は、こんな感じ
↑洗面脱衣室のスペースに設けた場合
図面にPSと描いてあるケースが多いと思います。
むかし、お客様で「PSと描いてあったので、プレステーションをやる位置かと
思った」と言っていた方がいましたが。違います。
2階のトイレなどの排水などを1階へ降ろすためのスペースです。
給水管や、電気の配線は小さいので、床と壁の間で通せますが、
排水管は50~75㎜はあるので、床厚で通せませんなので、梁などが
無い床板部分に穴をあけて通します。
こんな感じです。
このあと、木で箱形に作って、隠します。洗面脱衣室の場合は洗面化粧台の大きさに
合わせてその裏側に、その他の場合は邪魔にならない、部屋の角に設定します。
大きさ的には下地と仕上げ含めて約20㎝くらの出っ張りになると思います。
室内にPSを設置するケースが多いとは思いますが、外に設置するケースもあります。
こんな感じです。
メーカーさんなどは、外壁材で箱型をつくって隠しているケースなど見受け
ますが、そのままむきだしのケースが、建売の分譲住宅地などでは多いと思います。
自分は、スペースがうまく確保出来るのであれば、室内のPSの方が良いと思ってます。
(見た目がよいので)
2階建ての計画の際の参考にしてみてください。