Neil Finn & Friends "7 Worlds Collide"
Radiohead
のことを書くにあたって、リズム隊二人・EdとPhilの話題を挙げた理由を書いた。
Crowded House のNeil Finn が再びソロで始動し、2009年にはアルバムがリリースされるという 。
Radioheadの二人も参加した、2001年のライブプロジェクト・夢の競演、再び… しかもそれがスタジオレコーディング作品として、という話に跳び上がらんばかりに喜んだ。
そこにはもちろんライブにも参加した、兄のTim Finn や息子のLiam Finnも参加する。
Crowded Houseとしての2007年作"Time On Earth"以来だと2年ぶり、The Finn Brothers(NeilとTim
)としての作品以来だと5年ぶり、さらにNeilのソロ作だとまさに"7 Worlds Collide"のライブアルバムからなので8年ぶり、という待望の作品だ。
そこで、今回はまさにその7年前のライブアルバムを取り上げたいと思う。
ソロ作品というよりは、次々に登場するステージ上のゲストと繰り広げられる熱演を記録した、ある種コンピレーション的な色合いが強い。
しかしNeilの声の持つ力なのか、Johnny Marr やEd O'brien、Phil Selwayなどライブメンバーの纏まりによるものか、全体を通してトーンがばらつくことはない。
時にJohnny Marrのソロ曲(Down On The Corner)やThe Smithsの曲(There is a light that never goes out)、Eddie VedderとのPearl Jam の曲(Parting Ways)など、歴代のNeilが作曲してきた曲以外も演奏される。
一曲だけ他の曲群と色合いが違うものを挙げるとすれば、Tim作曲の"I See Red"をEddieがTimと共に熱っぽく歌い上げる場面だろうか。
この時は、まるで会場がPearl Jamのライブを再現したかのようなノリと化す(実際、ギターはもとよりベース・ドラムスもメンバーがチェンジしている)。
しかしこれはあくまでライブ中盤のアクセント的な位置づけであって、全体を引っ張っているのはメロディーであったり、アコースティックな音色を活かした隙間を残したままの音そのものだ。
そして17曲目、ラストの一曲として"Don't Dream It's Over"がNeilのアコースティックギター一本を伴って、静かに歌われる。
歌に入った途端から、オーディエンスが歌いたくてたまらない様子が伝わってくる。
1986年のリリース以来、20年以上の時が経つというのに、Neilが歌う瞬間の鮮度は全く失われていない。
いつだってリアルだと感じさせてくれるのは、名曲の条件だと思う。
Crowded House のNeil Finn が再びソロで始動し、2009年にはアルバムがリリースされるという 。
Radioheadの二人も参加した、2001年のライブプロジェクト・夢の競演、再び… しかもそれがスタジオレコーディング作品として、という話に跳び上がらんばかりに喜んだ。
そこにはもちろんライブにも参加した、兄のTim Finn や息子のLiam Finnも参加する。
Crowded Houseとしての2007年作"Time On Earth"以来だと2年ぶり、The Finn Brothers(NeilとTim
)としての作品以来だと5年ぶり、さらにNeilのソロ作だとまさに"7 Worlds Collide"のライブアルバムからなので8年ぶり、という待望の作品だ。
そこで、今回はまさにその7年前のライブアルバムを取り上げたいと思う。
ソロ作品というよりは、次々に登場するステージ上のゲストと繰り広げられる熱演を記録した、ある種コンピレーション的な色合いが強い。
しかしNeilの声の持つ力なのか、Johnny Marr やEd O'brien、Phil Selwayなどライブメンバーの纏まりによるものか、全体を通してトーンがばらつくことはない。
時にJohnny Marrのソロ曲(Down On The Corner)やThe Smithsの曲(There is a light that never goes out)、Eddie VedderとのPearl Jam の曲(Parting Ways)など、歴代のNeilが作曲してきた曲以外も演奏される。
一曲だけ他の曲群と色合いが違うものを挙げるとすれば、Tim作曲の"I See Red"をEddieがTimと共に熱っぽく歌い上げる場面だろうか。
この時は、まるで会場がPearl Jamのライブを再現したかのようなノリと化す(実際、ギターはもとよりベース・ドラムスもメンバーがチェンジしている)。
しかしこれはあくまでライブ中盤のアクセント的な位置づけであって、全体を引っ張っているのはメロディーであったり、アコースティックな音色を活かした隙間を残したままの音そのものだ。
そして17曲目、ラストの一曲として"Don't Dream It's Over"がNeilのアコースティックギター一本を伴って、静かに歌われる。
歌に入った途端から、オーディエンスが歌いたくてたまらない様子が伝わってくる。
1986年のリリース以来、20年以上の時が経つというのに、Neilが歌う瞬間の鮮度は全く失われていない。
いつだってリアルだと感じさせてくれるのは、名曲の条件だと思う。
