R.E.M. "Life's Rich Pageant" | Back To Back

R.E.M. "Life's Rich Pageant"

昨日書いたSonichromeのクリスが好きなアルバムとして挙げていたので、改めてR.E.M. の"Life's Rich Pageant"をここで紹介したいと思います。


Life\u0027s Rich Pageant


クリスが好きなアルバムに挙げずとも、この作品が当時衝撃をもって受け入れられたのは、想像に難くないと思われます。CMJ による"1986年・最もかかったアルバム(Most Played Album)20枚のうちの一つ"にも挙げられています。

結成してから四半世紀以上が経って、もうすっかりメジャーバンドの内の一つにはなってますが、このアルバムこそが彼らのその後を決定付けたと言っても過言ではない、屈指の名作。と言ってしまうと、何か大げさですが、Michael Stipeのボーカルが自信に満ちたものになって、歌詞にもメッセージ色が濃くなったことは疑いようの無い事実です。ジャケにも、どアップのメンバーの写真(Bill Berry、残念ながら今は脱退してしまいましたけど)と、バッファロー(アメリカバイソン)が載っているのも決意表明のようなものを感じさせます。

アルバムは、力強い"Begin The Begin"で始まります。ボーカルはもちろん、ギターもベースもドラムも混沌としていながら、一つの塊のようです。当然ながらメタル的な激しさは皆無ですが、このアルバムの持つエネルギーを良く表していて、これを聴くといつも引き込まれます。3曲目"Fall On Me"は名作"Automatic For The People"に入っていてもおかしくない名曲のうちの一つですし、4曲目"Cuyahoga"はリプレイスメンツ後期の味にも通じます。5・8・10曲目の軽快なRock'n'Rollの作風は、現在のR.E.M.の作品にはあまり見られなくなってしまいましたが、今聴いても高揚させられますし、次作"Document"の名曲"It's The End Of The World・・・"へと結実していく流れだと思います。ラテン風"Underneath The Bunker"やノスタルジックな"Swan Swan H."も、彼らの幅広い作風を表してますし、今作のアクセントにもなっています。最後は何故かゴジラ襲来のアナウンスが流れ、ユーモラスなカバー曲"Superman"でアルバムは幕を引きます。

ヒット作連発のこの後のR.E.M.も良いですが、出来ることならこのころのR.E.M.のライブを生で体験したかった。ホント、そう思わされる名作です。ちなみに初メジャー作"Green"発表後のツアーフィルム では、この作品から4曲が見れます。必見です。