生きていれば明日で16歳。
そして10日が命日。
にーちゃんはゴンのいない世界を3年も生きてしまったよ。
今でもおとっちゃんを透析に送ったかえり、ひとりの車内で「ゴン‼️」って大声で叫んでる。
今でもビルの階数を数えて13階建てだとたったこれっぽっちしか生きられなかったんかって思う。
何がいかんかったんかな。
どうしていたら15歳16歳17歳まで生きられたんだろうって思う。
おじいワンのゴンのオムツ替えたかったなあ。
バギーに乗っけて町内を散歩したかったなあ。
でもゴンはそれらが嫌で逝っちゃったんかなあ、とも思う。
菜々ちゃんがね、にーちゃんと生きてくれているよ。
菜々ちゃんにはね、いつも、きみの命を救ったのは、おとっちゃんでもにーちゃんでもない、ゴンにーちゃんだよって伝えてる。
ゴンはハンサムだったけど、気持ちもハンサム、優しくて気が良かったからなあ。
一度でいいから会いたいって、人はよく言うけど、一度だけでいいのかな、一度会ってしまったらもう二度と別れることが嫌になってしまうのではないかなってにーちゃんは思う。
次に会えるときは二度と別れることのない再会にしたい。
だからにーちゃんは一度でいいから会いたいなんて言わない。
ずっと一緒にいたい。
にーちゃんのこと待ってろよ。
必ずゆくから。
どこにも行くな。
そこにいろ。
待てるな。
よし。
そうだな、あと5年、おとっちゃんと菜々ちゃんをきちんと見届けたら、にーちゃんのこと迎えに来てくれ。
できるだけ間髪入れず、笑。
にーちゃん、ゴン以外のお迎えには出向かんから。
そう、誰が来ようと。
だから約束だぞ。
待ってるからな。
そのときが楽しみだ。
またドライブしよう。
お寺を巡ろう。
潮風に吹かれよう。
丘に腰掛けて海を見よう。
ずっといよう。
一緒にいよう。









