ぴーちゃん、まだ雛っぽさが抜けなかったけれど、箱の中でバタバタ羽ばたくことが多くなり、ゴン兄、ぴーちゃんを放すことに決めました。
ご飯の採り方とかわからず食べることができなくて死んでしまうとしても、一度も大空を羽ばたくことなく死んでしまうよりはマシだろうと。ゴン兄の誠に勝手な考えではありますが。このまま箱の中でバタバタし続けて羽根を痛めてしまったら、もう飛ぶこともできなくなると、そうも考えまして。
ゴンシティはあかん。
コンクリートとアスファルトばかり、緑が少ない。
名古屋市守山区の小幡緑地の奥に「野鳥の森」があることを思い出し、そこへ行くことにしました。
今朝のぴーちゃんです。
帰ってきている母やゴンに、びーちゃんの無事をお願いしました。
なんか泣けてきた。
着きました。
野鳥の森です。
うっそうとした森が広がっています。
ゴンちからクルマで約30分。
ところが…
ぴーちゃん、ゴン兄の人差し指にしがみついたまま(とまったまま)飛ぼうとしない。
ピーピーと鳴きづめ。
ご飯ちょうだいと言っている。
ぴーちゃんが力強く羽ばたいていくことを想像していたゴン兄、以前のツバメの子のように。
なんだか拍子抜け。
しばらくゴン兄そのまま立ちすくんでおりましたが、ぴーちゃんをその場に置いていく事を取りやめとしました。
「おうちに帰ろう、ご飯食べよな」
ぴーちゃんを箱に戻し来た道を帰ってまいりました。
11時半ご飯を食べさせたら静かになりました。
ぴーちゃんを森に返すのは、もう少し先にしようと思います。
もしこの先ぴーちゃんが我が家で死んでしまうようなことがあったとしても、あの日、あの森に放してくるんだったと悔やまれることはないでしょう。
まだしばらくはゴン家、ゴン父・ゴン兄・菜々ちゃん・ぴーちゃんの4人家族です。
90歳に手が届く老人と、小さなか弱いふたつの命ですが、それでも愛しいばかりです。


