3年前の夏、行きつけの獣医さんから隣市の大きな動物病院へと変わり検査と結果待ちを繰り返した日々。
「不細工」によって変形してしまった顔の右側も、患部からしたたり落ちる血も、この動画には写っていないからまだ保存できている。
犬と猫の入り口が別々の大きな病院で、先生も10人以上いて、1時間は待たされたあの夏、唯一の救いが病院から公園までの散歩道。
もう二度と歩くことのない道。
歩きたくない道。
ゴンが映ってるから見られる道。
見られる動画。
撮っておいてよかったのか。
撮るべきでなかったのか。
今でもよくわからない。
ひとつだけ言えるのは、そこに病気と闘いながらも懸命に生きるゴンがいたということ。
ずっと歩きたかった。
まだまだ歩きたかった。
一緒に歩きたかった。
一緒に歩けてよかった。
一緒に歩いてくれてありがとう。
ゴン、ありがとう。
2023年8月27日。
病院から公園へと歩く。
赤い矢じるし。
2023年8月30日。
公園から病院に戻る。
青い矢じるし。
ゴンとの最後のお出かけ(岐阜の病院を除き)となった愛西市祖父江町にて。

