みなさんは、映画Shall we ダンスにもご出演されていた女優の草村礼子さんをご存知でしょうか?
ゴン兄の好きな女優さんです。
3年前にコロナによって他界されたゴン兄と同い年の近所のご主人のお母さんが今もご健在で、この女優さんにとてもよく似ていらっしゃるんですね。
ネット上よりお借りしました。
ゴンちゃんいってらっしゃい。
ゴンちゃんおかえりなさい。
ゴンのゆうんぽと大体同じ時間にお母さんもお散歩、いつも声を掛けてくださっていました。
今もそのお母さんは夕方になるとお散歩に出かけてみえます。暮れなずむ黄昏を仰ぎ見ながらゴンちの前を歩いて行かれます。
何を思ってみえるか。
夕焼け、悲しくはないか。
とても心配です。
13年間一緒に暮らしたゴンを失っただけでもこれほどまでに悲しいのに、自分のお腹を痛めた子を亡くされた母親の気持ち、想像がつきません。
夜中の1時から5時近くまで5秒間隔で吠え続ける隣家の犬、それが毎晩。5軒離れたゴンちにさえ聞こえてくる、なぜ家の中に入れてやらないのだろう、近隣の迷惑になっていることに気がつかないのだろうか、と真剣に思い怒鳴り込んでやろうかと考えたこともありました。しかし、ご主人から猫の話をあとになって聞き、もし自分がそれを行動に移していたら、ワンちゃんたちも殺されていたと思うと、とても複雑な心境です。
ご主人は多分かなりの睡眠不足に悩まされていたと思います。いつも憔悴しきった顔で元気がありませんでしたから。母親と奥さん、そして子供たちを守るためにもご主人は悩まれていたことでしょう。
最近、藤井聡太くんや大谷翔平くんへのインタビューで記者たちの、日頃モチベーションを維持するためにどんなことを心がけていますか?との質問に、2人とも「質の良い睡眠」をあげていました。しっかり食べるよりもそちらを優先させている。よく眠ることがどれだけ大切かということですよね。
ご主人が3年前にコロナに罹患され亡くなられたのはきちんと睡眠が取れておらず、疲労が溜まり、免疫力が下がっていたことも考えられるとゴン兄は分析します。
また隣家が全焼する業火を目の当たりにしたことも寿命を縮める一因になりはしなかったか。全く関係がないとは言い切れない。
つまり、あのクソババアは、自分の家で飼っていた犬や猫だけではなく隣人までをも殺したのです。手にかけたのです。
そして、そのお母さんを、奥さんを、子供たちを今も悲しませている。
ここが許せないところです。
絶対に許せないところです。
無神経な人間が今も生きていて、その人間によって迷惑を被った者が不幸になっている。
あまりにも理不尽ではないか。
自分ちの犬が夜中じゅう明け方まで外で吠えているのに、鳴いているのに、どうして放っておけるのか、家の中に入れてやればよいではないか、近所迷惑だということがわからないのか。
ご主人のお母さんは、ご主人がババアに抗議すると言ったら、やめておきなさい、ほっておきなさい、関わりあっては駄目よ、と制止されたそうです。
本当によくできたお母さんです。
早くにご主人を亡くされ苦労して育てた息子にも先立たれ…。
お辛いでしょうに。
それでもゆうんぽに出かけてみえる。
夕焼けは悲しいから嫌いです。
ゴン存命中は綺麗だなと思うこともありました。でも岐阜の大学病院の帰りに見たさくら色の夕焼けからこちら、夕空を仰ぎ見るたび涙が頬を伝います。
理不尽、許せません。
人の気持ちを何だと思っているのか。
人の気持ちがわからないのなら人間社会で生きる資格は無いのではないか。
もとより、人としてどうなのか。
非常に腹立たしい。
そう思います。
ヘタレでポンコツのゴン兄に言われたら、人間おしまいです。