しゅりちゃんのお父さんお母さん、はじめまして。
今日はお世話になります。
シオンです。
シオンくん!待ってたよ!よく来たね!
シオンさん!
うっ…涙。
ごめんなさいね、お母さん嬉しくて、貴方に会えて…
やっとお会いすることができたのね…
うっ。(嗚咽)
ささ、どうぞ、シオンさん。
(ぐじゅん、ぶしゅーーっ・鼻をかむ音)
カチンコチン…
ささ、上がってちょうだい。
本当にお疲れ様でした。
お荷物、こちらにいただくわね。
ささ、どうぞどうぞ。
しゅりちゃん!
しゅりちゃん!
え?
シオンくん、なにしてるでしゅか?
あがるでしゅよ。
は?
何?
今のがお母さんかって?
そう、あれがしゅりちゃんのお母さんなの?
そうでしゅよ。
それがどうかしましたか?
しゅりちゃん!
話が違うよ!
全然違うよ!
男鹿水族館でしゅりちゃんがそっくりだって言ってたあざらしくんなんかと全然ちがうよ!
すっごい美人!
優しそうだし!
そりゃあ、ちょっとは…ふっくらさんだけど、
あざらしくんなんかじゃないよ!
そりゃあ、秋田美人のうちのお母しゃんには負けるけど、
美人だよお母さん!
全然きれいだよ!
手も足も長いよ!
はえてないよ!
丸くないよ!
人間だよ!
上と下がちゃんとわかるよ!
ころがってないよ!
歩いてるよ!
シオンくん…
疲れたでしゅね、きっと。
あなたたちー!
何やってるのかしらー?
シオンさーん、
早くおあがんなさーーい!
しゅりー!
お母さんが呼んでるぞーっ!
シオンくんをこちらにお連れしなさーい!
疲れてないよ…
はーい。
今行きまーしゅ。
ならよかったでしゅ。
ささ、上がるでしゅよ、シオンくん。
つづきましゅ。










