(司会者)
大変お待たせ致しました。
それでは只今より、白柴リッキーの８歳のお誕生日合同記者会見を始めたいと思います。
こちらから指名を致しますので、社名とお名前、質問内容をできるだけ簡潔にお述べになられてください。
なお、当記者会見と趣旨の違うご質問にはお答えできないのはもちろん、私生活に立ち入るようなあからざまな質問、そのような質問をされる方ならびに社の、Akemi白柴アソシエイツ、および、リッキーエンターテイメントへの出入りを今後堅く禁じさせていただきます。
あらかじめご承知おきください。
では始めたいと思います。
(司会者)
はい、ではそちらの…絨毯に寝転んでカモーンをしていらっしゃる、はい、そちらの黒柴の方。
(ラッキー)
千葉落花生新聞のラッキーだっぺ。
この度はお誕生日おめでとさんだっぺ。
ところで、リッキーとラッキー、名前がそっくりなのに、リとラの一文字違いなだけで、一方は白柴、もう一方は黒柴、まったくの正反対、これ一体、どうゆうことだっぺか？
(リッキー)
お祝いのお言葉、ありがとうございます。
ご質問の件につきましては、ボクにもよくわかりません。
でも多分…
「リ」で始まる領収書が普通白い紙でできていて、
「ラ」で始まるランドセルに黒が多いからではないでしょうか。
(ラッキー)
なるほど！
さすがはスター、リッキー！
的を得てるわ！
サンキューだっぺ。
(司会者)
えー、では次、そちらのお嬢さん、はい、その、ガムテープを咥えていらっしゃる、はい、貴女、そう、貴女、どうぞ。
(あん)
京都おたべテレビのあんどす。
リッキーはん、お誕生日、おめでとさんどす。
単刀直入にお伺いします。
リッキーはんにはおつきあいされてはる女性はいてはるんどすやろか。
世の女性はみんなそこが一番気になってはるところやと…
(司会者)
あんさん！京都おたべテレビいわれましたね！貴女、最初にご忠告申し上げましたよね、ちゃんと聞いておられましたか！貴女ね！今すぐこの会場から…
(リッキー)
いや、お答えしたいと思います。
あんさん、実はボクには、以前より愛する女性(ひと)がいます。
その女性はこの世にたったひとり、ただひとりしかいません。
それはお母さん、Akemi、その女性です。
あんさん、これでよろしいでしょうか。
(あん)
はれひれほれはれ～。
気絶しそうやわあ～。
(司会者)
よろしいですか。
次まいりますよ。
たのむからまともな質問してくれ～！
はい、そこのちょっと体格のよろしい貴方、なにか格闘技でもしていらっしゃる？そう、貴方、はい、貴方です。
(トキ)
週刊トキコジャーナルのトキっス！
ウッス！
ドスコーーイ！
(司会者)
コラッ！
壁に向かってテッポウすな！
建物が壊れる！
(トキ)
もうね、今日こそは、これを質問したい！
まるそら宇宙兄妹にも以前質問したけど、お門違い言われたからね！
この日を待ってた、ああ、どんだけ待ったことか！
さあ、トキ、落ち着いて、深呼吸、いいか？いいね！
いくよ！
白柴リッキーさん！
美白のためになにか日頃からこころがけていらっしゃることはありますか？！
(リッキー)
ありません。
(司会者)
たのむ・怒
ちゃんとした質問してくれ～・涙
(チョビ)
わが弟、リッキーよ！
(リッキー)
あっ、にーちゃん！
来てくれたんだ！
(チョビ)
おう、あたりきよ！
(リッキー)
にーちゃん！
ボク、８歳になったよ！
(チョビ)
えれえ、えれえなあ、リッキーよ！
さすがは我が弟！
オマエは白柴のかがみだ！
にーちゃんの誇りだ！
(リッキー)
にーちゃん！
嬉しいなあ！
(チョビ)
ところでよ、おいら、この記者会見が始まってからずっと気になってたんだけどよ。
(リッキー)
何？にーちゃん。
(チョビ)
リッキー、おまえの後ろに立ってるそのついたてにベタベタ貼られたかぼちゃやら、大根やら、カブやら、たまねぎ、それ一体何だ？！
(リッキー)
あー、これ？
野菜だよ！
(チョビ)
野菜ってのはにーちゃんでもわかる！
なんでその野菜がそこに貼ってあんだ？
なんでオマエがその野菜の前で記者会見せねばならねんだ？
にーちゃんはそれを聞いてる！
(リッキー)
あー！
それはボクが今日で八歳になったからだよ！
八歳！
野菜！
８サイ！
バンザーーーイ！
バンザーーーイ！
バンザーーーイ！
リッキーさん、
８歳(やさい)も健やかな一年を！
みずみずしい毎日を！
ご出演のみなワン☆ありがとう！
