ゴン兄です。
今日はあいにくの雨です。
父が頭を刈ってほしいというので、午前中に床屋さんをやりました。
40年前に引越すまで、以前住んでいた町には父馴染みの床屋さんがありました。
我々兄弟も同じ床屋に通っていました。
ところが引越したのち、父は床屋難民となり、以来ずっと母が父の頭を刈ってきました。
母が認知症になり、ハサミが持てなくなってからは、自分におはちがまわってきました。
今時は千円で短時間に刈ってくれるお店もあるし、と勧めても絶対に行きたがりません。
大体2ヶ月に一度、もうかなり薄くなった父の髪を、電気バリカンと電気ヒゲソリを使い刈り上げます。
居間の真ん中に新聞紙を敷き広げ、丸椅子を置き、暖房を強めに設定し、パンツ一丁で座ってもらい行います。
晩年の母の頭も自分が刈っていました。
父が母を町内の美容院に連れてゆくことをとても嫌がったからです。
ふたりの頭を順番に刈り、3人でお風呂に入ります。
小さなお風呂ですから、満員電車状態です・笑
自分が母の体を支え、父が母の頭を洗髪。
母の頭をよく拭きあげ、父とふたりがかりで母を湯船に入れたら、今度は父が洗髪。
そののち、小さな浴槽に両親が一緒に浸かりました。
よくあたたまったら、母をやはりふたりがかりで浴槽から出し、
(それはまるで水族館の水槽からイルカを出すような大変な作業でしたが、段々とコツがつかめるようになりました)
そのまま車椅子にのせ、居間のソファで体を拭き、肌着とパジャマを着せてあげました。
そんな状況が2年ほど続いたでしょうか。
今思い返せば、とても楽しい入浴時間でした。
そういえば、母が亡くなる前日も、母をふたりでお風呂に入れてあげました。
今日はその父の散髪をしました。
ハサミは使いません。
もう手馴れたものです。
当初は下手くそで、両親の髪を部分的に多めに刈ってしまい、トラ刈り?とても不細工な出来になったこともありました。
ふたりとも帽子の似合う人なので、帽子を被りさえすればオッケイ、父もそれでよいと、十分だと。
いつまで、父の髪を切れるかわかりませんが、できれば、まだしばらくは続けたいなあ。
母が病院から自宅に無言の帰宅を果たした際に、母の髪をほんの少し切らせてもらい、今も大切に自身の財布に形見として、しのばせてありますが、あの「散髪」を父に対してするのは、もうちょっと先でいいかなあ、と思っています。
ねえ、お母さん。
母の仏壇に飾ってあるお花(造花)と、ゴンを描きました。
このお方は散髪(トリミング)など行ったことがありません。
ハサミを近づけようものなら牙を剥きます、お店の方、血まみれです・汗
お腹まわりから太ももにかけて毛がずぼずぼと大量に抜けています。
勝手に抜け替わってくれます・笑
これが段々と背中側へ移ってゆきます。
あと一ヶ月は家中毛まるけです・汗

