ゴン兄です。
11月3日、青森より帰途につくその日、むつ市内のコンビニで新聞を買いました。
河北新報です。

 

 

仙台に本社を置く東北一円を地盤とする新聞社で、その名は「白一山百文」からきているそうです。

つまり北上川以北はひとつの山も百文の価値しかない、と蔑んで云われた昔の、その反骨精神が社名となっているわけですね。
そこでゴン兄、やはりここは河北新報を買うべきだと。
しかし、のちによくよく考えてみますと、青森県なら東奥日報を買うべきだったかなと…汗

 

さて、その河北新報をめくり、地元ローカルな記事を楽しんでおりますと、ある広告が目に止まりました。
 

2017年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」結果発表

テーマは「捨て犬・捨て猫問題」

とありました。

計1127点の中から選ばれ、この日の河北新報に掲載されていた入選作品をご紹介します。

 

 

最優秀賞

「カワイイ?」

「カワイイ」ばっか言ってんじゃねェ。

かわいいだけで飼ってしまう。それが捨て猫、捨て犬を生んでいる。

 

優秀賞 

「殺処分を、見に行こう。」

ペットを捨てることは、ペットを殺すこと。
わかっている人は、どれだけいるんだろう。

 

デザイン賞 

「名前をつけたときの愛を、もう一度。」

捨て犬、捨て猫はいません。

捨てられた「ポチ」、捨てられた「ハチ」、捨てられた「タロウ」…がいます。

 

コピー賞 

「インターネットで知り合いました。」

今の主人とは、ネットで知り合いました。

捨てないでください。インターネットで貰い手がみつかる時代です。

 

学生賞 

「捨てるくらいなら 食べてくれ」

 

最後の学生賞は、とてもストレートな訴えです。
胸にグサッと突き刺さります。
すなわち、食べなくてもいい、殺してくれ、あんた自らのその手で、
いちいち人に委ねるんじゃなく、保健所なんかに持ち込むのではなく、今ここで殺してくれ、と。

ワンちゃんやネコちゃんも、彼らが愛してやまない飼い主に殺されるのなら本望でしょう。
それができないのであれば、命が尽きるその日まで、面倒をみてほしい。
天寿を全うするその日まで、寄り添ってほしい。
でなけりゃ、ハナっから、うかつに飼うんじゃねえ!欲しがるんじゃねえよ!

と、そこまで、この広告は訴えているように思えてなりません。

河北新報を11月3日に、青森県むつ市内のコンビニで購入し、この広告にめぐり合えました。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
あらゆる場所で、あらゆる機会に、全国でこれらのポスターを、ひとりでも多くの方が目にされることを願ってやみません。

本日もゴンブログをお読み下さり、ありがとうございます。