ゴンです。
六ヶ所村で休憩したおいらたち。
下北半島の東側をひたすら北上します。
右手には、荒れ模様の太平洋。
小さな漁村をいくつか通過。
最果ての町は人影が少なく、またすれ違うクルマもわずかです。
道路はきれいに整備され、どこまでも伸びています。
泊という町の白糠漁港です。
防砂林の中を道が貫いています。右手に太平洋が時々顔を見せます。
雨は降っていませんが、冷たい風が吹いています。
おとっちゃんがパンを食べたいと言い出しました。
にいちゃん、コンビニを探します。
お店でりんごを売っていました。1個60円。もうまもなくりんごのシーズンも終るそうです。

こちらのローカルのパンでしょうか。くどうパン?
にいちゃんがおとっちゃんに「今からゴンを歩かせるから、その間に食べちゃって」と。
おいらの前ではおやつを食べない。ふたりの取り決めです。おいらのお散歩タイムです。

さあ、この町で太平洋とはさよならをして、半島を西へ。むつ市から恐山へと向かいましょう。

本来なら、津軽半島の竜飛崎を予定していた1日目。
むつ湾フェリー欠航のため、急遽コースを変更しました。
そのおかげで、鶴亀屋食堂にもお邪魔できました。
六ヶ所村から、下北半島の東側を北上したのは、これが初めてではありません。
昨年の10月の旅でも、ここを走りました。
にいちゃん、その時に、このうらびれた漁村や防砂林、太平洋の景色に感動したらしい。
最果ての静かな町を通ったときに、不思議と涙がこぼれたんだ。
もし、おいらたち家族が、こんな大自然の中で暮らせていたら、
冬は厳しいところだけれども、
それだけにお互いを思いやり、慈しみ、いたわりあって、温めあって暮らしていただろうか。
そうして生きていたなら、
もしかしたら、おっかちゃんは、認知症なんかにならず、苦しまず、
今も元気で生きてくれていただろうかと、にいちゃん思いを巡らせる。
もし、おっかちゃんが今も生きてくれていたなら、
どんな過酷な環境でも、最果ての土地だろうといとわない、
半年間を雪に閉ざされようと構わない、
にいちゃんが頑張って、人一倍働いて、家族みんなを守るのに、しあわせにするのにって…。
でも、それは叶わない夢。
おっかちゃんは、もういない。
第一、おとっちゃんが寒がりだから、こんなところに住めないよ。
でもね、にいちゃん、おいらは平気だよ。
冷たいところ、寒い場所のが、暑いのよりはずっと好きだし、平気だよ。
そうだね、
もし来世があるとして、
にいちゃんがまた、おとっちゃんとおっかちゃんの子供として生まれて来られるなら、
こんな大自然の真ん中で暮らそうよ。
この町で生きようよ。
そんときには、おいらはにいちゃんの弟として生まれてやる。
約束するよ。
きっとそうする。
まだ描けていないお友達のりんごジャムイラストは、
次回「ゴン、青森へゆく5 恐山へ参る、の巻」にてご紹介します。
本日もゴンブログをお読み下さりありがとうございました。











