サッカーのフランス1部リーグ、リヨンに加入した日本代表MF中村敬斗(26)の移籍を巡り、ドイツの専門誌Kicker電子版は「リヨンの奇妙な中村移籍劇」と見出しを掲げ、「サッカーファンの何人かはきっと二度見したに違いない。この移籍は奇妙なものとして映っている」と論評した。 リヨンは2日、同2部のスタッド・ランスから中村を4年契約で獲得したと発表。フランス1部の移籍期限は1日だったが、国内クラブの移籍に限り、1人だけ獲得が可能な「ジョーカー条項」があるため、同誌は「26歳の左ウイングは1日遅れではあったものの、2030年までの契約書に署名することになっていた」と記した。 さらに、同誌は「問題なのは、リヨンが3000万ユーロ(約54億5000万円)に上るフォファナの移籍金を含む巨額の移籍益を上げたにもかかわらず、財政難に陥っていることだ」と指摘。その上で、「ランスが要求した2000万ユーロ(約36億4000万円)をリヨンは即座に用意することができなかった。それでも両クラブは合意に至った。リヨンはランスに100万ユーロ(約1億8000万円)の固定額のみを支払ったが、この契約には1900万ユーロ(約34億6000万円)の変動ボーナスと、再売却時の利益の12・5%の分配が盛り込まれていた」と異例とも言える移籍の詳細を取り上げた。