だいぶ前の話になるのですが、ベイビードライバーを見に行きました。
「新幹線」はもう終わっていて、(家族は2回見に行ってた。錦戸さんが紹介する前に。泣けるホラーだったとのこと)
残りの2本のうち、「赤ちゃん運転手」を選びました。
私は耳が弱くて。
ストレスや疲れが耳に来るタイプで、もともと耳鳴りとかしやすいのですが、この9月頭から10月にかけての忙しさが尋常でなく・・・12連勤も、始発で出かけることも、職場で最後まで残ることも、それが日常よね、ぐらいのペースで働いておりました。家事もろくにできず、家族のご飯も間に合わせ。自分は朝ごはんは抜いて糖質たっぷりの菓子パンでお茶を濁す、みたいな。ああ、不健康。
・・・で、案の定耳に来ました。難聴です。急に耳鳴りがひどくなって、片方の耳の聞こえがぐんと悪くなりました。音が自分の中にこもって、少し高めの声で話すと語尾が金属をたたいたみたいにキン、と響いて。急きょ休みを取って耳鼻科にいって、薬をもらいました。10年ぐらい前にひどい難聴になった時は点滴もされたのですが、今回は点滴はなしですんだし、軽い方でよかった・・・。でも、声を出すのもしんどい日々が1週間ぐらい続きました。せっかくのエイトの音楽もバランスが悪くて気持ち悪くなるので、通勤時のウォークマンも封印。悲しかったなあ・・・。比べることなんて到底できないけど、しんどい中で音楽をやっている剛さんにも、改めて想いを馳せました。
そんなこともあり、難聴の主人公が音楽と出会って天才的な運転手に、という筋立てだけで、引かれるものがありました。
錦戸さんも勧めていたし、大好きなブロガーさんも紹介されてたし!
映画は、キーンという音からスタートしました。暗い中やまない耳鳴り。
主人公の耳鳴りを一緒に体感するところから始まり、それが音楽とともに紛れるように消えていって。
ベイビーにとって音楽がどういうものか、というのが自然に伝わってくる出だしでした。
強盗を追えて運転するシーンももちろん音楽にあっているんだけど、なんと言ってもコーヒーのシーン!
最初の方に、ベイビーが仲間の分のコーヒーを買って、戻るシーンがあるのですがここが秀逸で。
あらゆる仕草がすべて、音楽と合わせてあって、たぶん張り紙や看板も歌詞とシンクロしていて、とにかくかっこいいし、美しいし、あのコーヒーのシーンはもう一回見たい!
ベイビーと、恋人との出会い方も、まあ、ナンパみたいなもんだけど、彼女の歌がきっかけになっています。
彼女の「あなたの曲は無限にあるわね」(うろ覚え)っていうセリフがすごくすごく好き。
彼女の名前はデボラ、なんだけど、「デボラ」が出てくる曲は2曲だけ。
(彼女は1曲だけ知っていて、もう1曲をベイビーが教える)
「あなたの名前は何?」「ベイビー」というやりとりの後に、「あなたの曲は無限にあるわね」って彼女が言うのです。
このセリフを言われた時の全肯定感といったら!
ベイビーのしんどさや、音楽に救われてきた人生を知っているだけに、見ているこっちもなんだか胸が熱くなる。
彼女にはそんなつもり全くないんだけど、そんなこと言われたら恋もするよね!
もちろんデボラは、声も顔も美しいんだけど!
あと全く関係ないのですが、ベイビーの肌がめちゃくちゃキレイ。
ピチピチツルツルでそれこそベイビーなのです!
ストーリー展開は、まあそうなるしかないか…しかしヒドイな…という感じだったけど、
バイオレンスなシーンさえ終始音楽とシンクロしていて、こういうふうに楽しむ映画もあるんだなあ…オシャレだなあ…としみじみ。
自分が難聴のしんどさを感じた直後だけあって、それを救ってくれる音楽や、自分を肯定してくれる女性との出会いの意味が痛切に迫ってきて、「お願いだから取り上げないで!」っていう思いでいっぱいになってしまいました。最後は救いがあってほんとによかった。
そして、ベイビーを引き取って育ててくれたおじいさんがほんとに素敵だった。おじいさんをやむなく施設に預けるシーンには泣きました。
とまあ、勢いで書いたハチャメチャな感想ですが、とにかくカッコイイ映画で、私はあまり見ないジャンルだったので、楽しかった!
錦戸さんや、おすすめしてくださっていたブロガーさんに感謝です。
また、エイトつながりで新しい世界を見せてもらったなあ~!
以上、だいぶ遅くなりましたがベイビードライバーの感想でした。
