自転車で東京から大阪まで安産祈願の旅に出かけていったダンナ。
果たして、5日間で大阪まで行き、無事オレンジフェリーで
わたしの待つ愛媛までやってこられるのか。
プロローグ
その1
その2
その3

えーと、どこまで行ったっけ。。。

そう、3日目、愛知県に入り、
知多半島をひたすら走ったダンナは、伊良湖岬からフェリーで三重県の鳥羽へ渡った。
そして、この安産祈願の旅のハイライト、伊勢神宮へ!

…と、3行で書いてしまいましたが、
実際の距離は100キロ以上です。
いやぁ、すごいなぁ。毎日100キロ以上、自転車で走るなんて。。。
それも、残暑厳しい折に。

ちなみに、わたしはというと、涼しい実家で
昼間からゴロゴロしながら「チビのお父さん、すごいよ~。」
とお腹の子どもに話しかるような日々を送っていた。

そして、わたしの父親はというと、仕事から帰ってくるたびに
「今日はどれくらい走ったんだ。え、そんなに!順調だなぁ。」
感心していた。
さらに、
「どんな自転車なんだ。いくらぐらいするんだ。」
感心するにとどまらず、欲しくなってきているみたいでますますうざったい。

4日目は雨の中、伊勢神宮に参り、滋賀県まで北上。
5日目には、琵琶湖沿岸をとおり、京都で安産祈願し、ついには大阪へ。
5日目の夜、無事にオレンジフェリーに乗り込み、一晩かけて翌朝、愛媛県東予港に到着。

うーん、1行で書いたけど、それぞれ100キロ以上走っているんだからすごいよなぁ。
ゴロゴロしていた自分が恥ずかしい気もする…けど、
普通、自転車で走る距離じゃないよねぇ。。。

そして6日目の午前8時すぎ、
ついにわたしの実家に到着!!
「すごいねぇ。」
と絶賛されたのでした。

数日ぶりに見るダンナは、なぜか少し太ったと言っていました。
なんでも、各地でとにかくカロリーの高いものを大量に食べたからだそうです。

そして、東京・大阪間のあちらこちらの安産お守りをくれました。

いやー、こんなに安産を祈願してくれるなんて、いいダンナだなぁ。
けど、こんな安全とはいいがたい旅を、
身重の妻がいるのにするのは果たしていいダンナといえるのかなぁ。。。
と、ちょっと複雑でした。
ま、何はともあれ、無事でよかった。

そう、ダンナが安産祈願している間、わたしは道中の無事を祈願していたのでした。
なんて、ステキなんだ。
…とは誰も思わないだろうね。わたしも思わないもん。

もし、ダンナの自転車の旅を写真付きで詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

ちなみに、わたしの父親はというと、
朝っぱらから
「この自転車かぁ。ちょっと乗せてもらってもいいかな。」
とどこかへ出かけていってしばらく帰ってきませんでした。
なんでも裏山へ行ってきたそうです。
裏山っていっても、四国山地ですよ。。。
こんな父で、母は幸せなのかなぁ、と思ったのでした。

なお、実家で2泊してダンナは東京へ戻っていきました。
帰りは特急と新幹線を使いました。(自転車は分解して担いだ)
「やっぱ、新幹線は速いなぁ。」
東京に戻ったダンナはしみじみ思ったそうです。